入城者280万人達成で日本一最高記録を樹立!世界遺産国宝・姫路城
季節はお花見シーズン。姫路城の桜が満開を迎えようとしている頃、
姫路市から平成27年度の姫路城入城者数の結果が記者発表されていました。
既にニュースなどで読まれた方もおられるかもしれませんが、ご紹介します。
概要(見出し)
入城者280万人達成で日本一最高記録を樹立!
姫路市は記者発表資料で以下のように報じています。
平成27年度姫路城入城者数と外国人観光客の状況について(速報)
平成27年3月の姫路城グランドオープンから約1年。姫路城は、平成27年度、過去最多、全国の城郭の中で第1位の入城者数を記録しました。海外からの観光客の状況もあわせ、速報値をお知らせします。
平成27年度 姫路城の入城者数
平成27年度の姫路城入城者数は、過去最多の286万7,051人を記録し、年度における
入城者数が全国の城郭の中で、第1位となりました。
前年度の平成26年度(91万8,643人)と比較すると、3.12倍となっています。
また、外国人の入城者数も30万6,348人を記録し、前年度比3.68倍となり
入城者数全体の伸び率を上回っています
(他城との比較については、外国人の入城者数を把握していない城郭も多いため、
全国での順位は不明)。
282万人を超える入城者を記録したとの事です。
前回、260万人を記録した、 2016年2月26日から、
1か月あまりでさらに22万人の入城者が訪れたことになります。
平成27年度のこれまでの登閣者数推移をグラフ化するとこのようになります。
最後の1か月間は年間の平均よりも若干多くなっていることがわかります。
(注意)このグラフは、グランドオープン(2015/03/27~)以後からの入城者数記録と、
最終的な平成27年度(2015/04/01~2016/03/31)入城者数の数値が混在しています。
あくまでも便宜上グラフ化したものです。
当サイトを開設した当初、平成27年度を200万人と予想していましたが、
それをはるかに上回る入城者が訪れ、大盛況の姫路城の一年になったと言えるでしょう。
これまでの登閣者記録の履歴
これまでの登閣者記録達成のニュースは以下で確認できます。
姫路市が報じた280万人達成のニュースは神戸新聞では予測値として報じています。
この1年の入城者数は国内城郭で過去最多を記録し、280万人を超えると見込まれている。「何度でも足を運んで色を確かめてもらえたら」と市観光振興課。みなさんにはどう見えますか。
なお、この神戸新聞の記事(「白すぎ城」黒ずんだ?)を受け、以下の記事を作成しています。
併せてお読みいただけると光栄です。
見逃した人はもう一度!
私は取材で姫路城によく行き、登閣もするのですが、
いつも気になるのが、天守内に入ってから流れ作業で最上階を目指す観光客の方が多いことです。
確かに大天守6階からの眺めは大きな魅力と言えます。
また混雑する時期などは、スムーズに内覧してもらう必要があり、
天守内に多くの人が滞留することは避けたいのも事実だと思います。
しかし、大天守の中には様々な見どころがあり、
脈々と受け継がれてきた姫路城の歴史などを感じながら見ると、
同じものでも少し違って見えたりすることもあるはずです。
見逃しがちな見どころも多い
グランドオープン以降、天守内には各階の案内板が設置されています。
こうした案内板には今の時代ならではのQRコードによる詳細説明が見れたりといった工夫が見られます。
多くの観光客はこうした案内板の前に立つことすらなく、通過していきます。
当サイトでは案内板を含めた大天守内の全階のみどころを以下でご紹介しています。
わかりやすく動画などで説明されるARマーカー
また各階の見どころには、スマートフォンアプリ「姫路城ARアプリ」に対応したものもあります。
場所によっては説明書きだけでは伝わらないようなイメージを、
動画で説明してくれていたりと、より魅力が伝わるように注力されています。
姫路城内の全てのARマーカーは以下からいつでも見れます。
またアプリのインストールと使いかたは以下でご紹介しています。
一度、姫路城に行った人も、これから行く人も、
もう一度ARマーカーなどから、それぞれがどういう意味を持つものなのか?を知ってみると、
実際に現地でその場所を見てみたいと感じるかもしれません。
ARマーカーはスマホが2台あればどこででも見ることができます。
家ではPCとスマホ、出先ではご友人のスマホと自分のスマホ。
モニタに移したARマーカーをもう一台で読み取るだけです。
ちょっと気になったら、スマホを取りだして遊んでみるといいでしょう。
今後はもっとゆっくり姫路城ファンを増やす施策が必要
グランドオープンから1年の大盛況は初年度のあわただしさから、
訪れた人たちにゆっくり内覧をしてもらうことができない部分もあったでしょう。
しかし、今年度はより来てくれた人が濃く姫路城を知ってもらい、
こうした世界遺産や国宝を守ることの重要さ、大変さといった認知度を高めていく必要があると思います。
守りたいと感じる人がいない文化財では、
次の50年、100年を守っていく予算も労力も誰も払おうとは思わなくなってしまいます。
そんな課題を少し考えてみました。
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