姫路城 小天守群特別公開の楽しみ方を観覧内覧順序でご紹介【終了】
2019/04/01
2019年冬(2018年度)の姫路城 冬の特別公開が開催されています(2019/02/02現在)
普段は入れない小天守群や渡櫓の内部(上階部分)に入って、
また違った角度で姫路城大天守を眺めたり、外界を見下ろしたりと、
特別な体験ができますので、この1ヶ月間はとても貴重です。
特別公開は東小天守では【初公開】、乾小天守では【9年ぶり(未確認)】との事です。
次回公開されるまではまた10年近く後になるでしょうから、今がチャンスです。
この情報は 2106 日前 に既に終了した情報ですご注意ください。
毎年、2月前後に姫路城では「冬の特別公開」が開催されるようになっています。
2019年で3回目の開催となり、2010年も既に開催が決定しています。
2010年に公開予定の櫓は既に決定していますが、
非公開情報なのでここではまだご紹介は致しません。
また来年も普段はみれない姫路城の重要文化財の内覧ができます。
時期が来ましたらご紹介させて頂きます。
この記事はすごく長くなっていますので、
適宜、目次から飛んでいただければ幸いです。
また、ネタバレしないように基本的にはココ!という絶好のビューなどは紹介していません。
是非、貴方の目で、肌で感じて頂ければと思います。
特別公開が終了する間近には、前々年同様に記事としてご紹介する予定です。
前年の折廻り櫓の特別公開はまとめてなかった・・・忘れてました。
最後に関連リンクだけしておきます。
概要(見出し)
最初に城外周遊から入り、外観をチェック
小天守内覧の観光になぜ、城外周遊から入るのか?と思われる方もおられるでしょう。
それは「特別公開」だからといって、
(マニアックな部分を除いて)
基本的に他と変わらない「建物内」を内覧することになるからです。
その特別公開エリアに居る自分が、
今どこの場所にいて、どこから外を見ているのか?がわかると、
また内覧の楽しみ方も変わってきます。
駐車場は「城の北」がオススメ
城の北駐車場に車を停めるなどした後は、
南側に歩き「シロトピア記念公園」へ入ります。(もちろん徒歩で行ってもOKです)
シロトピア記念公園は姫路城の北側に位置する公園で、
城の北面(若干マイナー)がよく見えます。
夏場になると木々が生い茂り、下部の櫓を覆い隠してしまいますので、
現在のような冬場がおすすめです。
さて、特別公開では外から見たこの部分を内覧します。
左が「東小天守」間をつなぐ渡櫓が「ロの渡櫓(国宝)」そして右が「乾小天守」です。
奥に見えるのが言わずもがなの「大天守」です。
まずはシロトピア記念公園で、姫路城の北側外観をチェック
シロトピア記念公園の北側の入り口を入ると、
目の前に姫路城が見えてきます。
右側に広がる大きなグラウンドの中央に1本の大きな木が生えていますが、
その木の前あたりが、北側正面になります。
今回、特別公開で内覧することができるルートが赤色矢印で、
一般観覧では、1階部分の青色矢印になります。
「東小天守」の北側には「破風」が設けられています。
破風内に格子窓が見えていますが、
この破風が「東小天守」内部ではどのように設けられているかを、
考えて見ると面白いかもしれません。
右に見える「乾小天守」は西側に遮るものがなく、
東側は、大天守が目の前に迫る迫力ある眺望を楽しめます。
姫路城東側を南下して「東小天守」の外観を見ながら、北から三の丸広場へ
姫路城へ向かうには、シロトピア記念公園を東へ進み、
兵庫県立博物館方向へ向かいます。
博物館の付近から見上げると、北東側の天守が見えます(ズーム必須)
特別ルートではイの渡櫓(国宝)から2階へ上がり、
各小天守を見て回ります。
先程の破風は、かなり薄い奥行きになっているのがわかります。
どう見ても、デザイン上の破風という印象です。
兵庫県立博物館入口前の道路を渡り、
姫路市立美術館の裏の遊歩道を歩いて南下すると喜斎門跡へ出ます。
喜斎門跡から城内に入りますが、
2019年2月現在は「帯郭櫓」の補修工事が行われているため、
足場が組まれ、素屋根が掛けられています。
このスポットは、姫路城内の石垣高低差が最もある場所で、
「天端の気勢いの石垣」などと呼ばれます。
「天端の気勢い(23.32m)」の名称は以下の旧マップ内に記載。
工事風景では文化財である石垣を傷つけないように配慮しながら、
石垣の稜線にそって足場が組まれる美しさも楽しめます。
足場の向こう側には「との四門」という搦手側の門があります。
以前は、こちら側も入城可能だったようですが、現在は使用されていません。
少し三の丸広場の方に向かい振り返ると、
上に見えるのが「太鼓櫓(への櫓)」です。
グランドオープン直前(2014年度)に修復を終えています。
こちらの石垣もなかなかの高低差があり迫力があります。
姫路城の大天守を見た後、二の丸お菊井戸へ向かう際に、
この横を通りますが、櫓の向こうがこんな崖になっているとは想像できないので、
ちょっと覚えておくと、イメージしやすいかもしれません。
さてそのまま進むと三の丸広場へ出ます。
三の丸広場の南をグルっと回って、女坂を通り入城口へ
一番南側が定番の撮影スポットで、世界遺産石碑があります。
三の丸広場からのビューに工事風景が映るのは避けたいところですが、
2019年2月現在は、ちょっとだけですので大丈夫です。
三の丸広場を北西に進むと入城口があります。
入城口の手前のゆるい坂の階段をのぼる途中で、
天守方向に振り返ると、人気のスポット、女坂(通称)です。
女坂からの大天守は誰もが見たことあるアングルなのではないかと思います。
天候に恵まれるといいですね。
さて、今回の特別公開では、
このアングルから見える「乾小天守」に上がれます。
もちろん、大天守も登閣できます。
残念ですが「西小天守」は非公開になっています。
チケットを購入して、入城口を入ると第一の門「菱の門」が見えます。
とても美しい門でこちらも写真撮影で人気です。
城内では大天守や乾小天守の外観を観ながら、登閣口へ
城内に入ったら、これから登る大天守や小天守などの外観から、
内側を想像しながら進みます。
特別公開のリーフレットは、城内パンフレットに挟んで配布されています
特別公開を見ても見なくても特別公開のリーフレット(お知らせパンフ)は貰えます。
リーフレットを受け取って「菱の門」をくぐり二の丸エリア(広義)へ入ります。
三国堀では空模様と相談しつつの記念撮影
三国堀越しの姫路城天守群は、人気の記念撮影スポットです。
三国堀自体は、帰りにも通りますから、2度撮影のチャンスがあります。
姫路の天候のよくあるパターンが、午後になって曇るというケースです。
午前中は雲ひとつ無い青空だったのに、午後は雲が増えて来ることがよくあります。
ですので「青空」で時間に余裕があるようなら、
三国堀の記念撮影も「先」がオススメです。
帰りにも晴れていれば、もう一度気が済むまで撮影すればいいのですから。
三国堀からのビューで少し説明しますが、
大天守の東西面に大きな三角形が見えますが「大千鳥破風(入母屋破風とも)」です。
その下に少し小さな三角形が見えますが、
そちらは大天守2階の見どころスポット「破風の間」です。
大千鳥破風の西側はなかなか小天守などが遮って、
見えにくい場所にあります。
これが「乾小天守」からなら目の前で見ることができ大迫力です。
「2階・破風の間」からは格子窓越しに外の風景を見ていただきたいのですが、
わざわざここに破風をつけてある理由を考えてみると面白いかもしれません。
乾小天守と西小天守の窓には、装飾が取り付いているのが見えるかと思います。
今通った「菱の門」にもついていますが「華頭窓(かとうまど)」と呼ばれます。
この窓から乾小天守は、外の眺望を楽しめます。
(金具は中から見えません)
三国堀を右に見ながらまっすぐ進む先にあるのが「いの門」ですが、
ここから登閣口までのルートを一気に進みます。
続いて「ろの門」へ
「ろの門」と「はの門」の間の階段の坂は、
「はの門南方土塀」と呼ばれるスポットでドラマの撮影などもされる有名どころです。
ここにはARマーカーが設置されていますので、動画で火縄銃を打つ模様などが見れます。
「はの門」過ぎると官兵衛ゆかりのスポットになっている
「十字架の鬼瓦」が珍しいポイントがあります。
そのまま、東方向へ進み突き当りを折り返すと「にの門」です。
これは教えて頂いたのですが、折返しのカーブ途中には「姫山の岩盤」が露出しています。
何度も姫路城に行っているのに、こういう細かな所には本当に気づかないものです^^;
「にの門」正面の鬼瓦も少し珍しい「波頭」の鬼瓦が見えます(要ズーム)
波=水ですので、火災除けの願掛けかなにかでしょうね。
この「にの門」までの道には間近で土塀の丸瓦が見られます。
様々な家紋が取り付けられていて、それぞれの城主の時代を物語っています。
「にの門」を過ぎたら再び「小天守」に気持ちを戻します。
「にの門」を過ぎたら真下から見上げる「乾小天守」チェック
「にの門」を潜ったら、真下から見上げる「乾小天守」チェックします。
手前の「二の櫓」と「乾小天守」が重なって、
「乾小天守」の存在感が強調されているのが感じられます。
さて「乾小天守」にも西面には「東小天守」同様に「破風」が見えます。
「東小天守」の破風「乾小天守」の破風、
それぞれが内部から見て、どのように設けられているか、
登った時に確認してみるといいでしょう。
そのまま、真っすぐ進み、
「ほの門」「ロの渡櫓(北腰曲輪)*中に井戸あり」
「姥が石」「油壁(築地塀)」の北腰曲輪へ進みます。
ちなみに「築地塀」は型枠に土を押し固めて積層にしながら作る土塀で、
見事な築地塀は「二条城(京都)」などで見ることができます。
この場所から見上げた乾小天守も迫力があります。
上から狙われていると思うと、ちょっと嫌な感じがしますよね。
特別公開では上から「狙う側の気分」を味わえます。
「水の一門」をくぐり、どんどん進んで登閣口に向かいます。
「水の二門」「水の三門」
「水の四門」
「水の五門」へと進むと…いよいよ、連立式天守群の中に入ります。
屋根があって分かりにくいのですが、
数年前までは、このようにちゃんと「水の五門」の札も見えていました。
次の「水の六門」は「西小天守」の真下(地階)に位置しています。
上を見上げれば「西小天守」の格子窓が狙っています。
振り返って上を見ると「大天守」の格子窓が狙っています。
決して、生きて帰る事はできなそうですね・・・。
門は有事の際には閉まっています、袋小路です。
いよいよ大天守内覧(地階へ)
大天守内覧では、地階から順に最上階に登り、
最後は1Fから、小天守の方へ抜けて、終了になります。
大天守から小天守の内覧の間は土足厳禁で、
ずっと靴を持って(レジ袋)歩きます。
場合によっては、靴が入れられる簡単なリュックなどがあると便利だと思います。
また内部は急な階段がありますので、動きやすい格好をお勧めします。
その他の疑問は以下にまとめています。
大天守の入口の石段は、創建当初の材がそのままだとの事です。
踏みしめて歴史を感じてみるのもいいでしょう。
地階(大天守)
地階には「厠(非公開)」や西大柱、東大柱の2本の芯柱の最下部、
大天守に繫がる「台所櫓の入口(閉鎖)」や「流し」と呼ばれる洗い場があります。
1階(大天守)
一通り見たら、1Fへ上がります。
恐らくは、さらっと歩いて上階へ向かうはずですね。一般的に。
さらっと流していいでしょう。
2階(大天守)では、ちょっと周りを見まわそう
2Fへ上がると西側に「破風の間」と名前が付けられた空間があります。
この「破風の間」には格子窓が開いていますが、
左右で形が少し違う格子がついています。
右の格子は、開閉可能な構造になっていて、
屋根の修復などメンテナンスができる構造になっています。
※姫路城の大天守内にはこうしたちょっと開閉スポットが他にもあります。
さて、破風の間の窓から眼下を見下ろしてみましょう。
よく、下の風景が見える事と思います。
では、東側(破風の間から背中方向)へ行って、
窓から、眼下を覗いてみるとこちらは邪魔するものがないので、
破風が要らないのが分かります。
2/4:訂正します以下の写真は3Fからのものでした、2Fからの画像は追って差し替えます。
お詫びして訂正します。
この「破風の間」の存在が、眼下の視野角を広くする効果をもたらしていますが、
この破風の間を真横から見られるのが「乾小天守」です。
是非、登った時に「天守二階の破風」部分を横から見てみてください。
その他にも「東小天守」の屋根に載る「宝珠の鬼瓦(と思われる・非公式)」をみたり、
小天守や付随する渡櫓を格子窓から眺めるには、
実は、大天守の2階が丁度いい場所になっています。
大天守6階への行きと帰りで入れるエリアが異なるので、
行きで行けない場所は、帰り(下り)に行ってみるなど、
これから行く、小天守をぐるっと外から見ておくと、
実際に小天守に登った時のイメージが付きやすいはずです。
3階~最上階(大天守・上り)→2階(大天守・下り)
3Fより上はまぁ、小天守としても見下ろす形になりますので、
最上階へ行って戻ってくるまでは、大天守の各スポットを観るといいでしょう。
また2階に戻ってきたら、見残したエリアをぐるっと見渡して、
1階へおります。
1階へ降りたら、正面がもう小天守への出口になっています。
「特別公開」の観覧の流れなどは以下でご紹介しています。
いざ、小天守群へ
小天守群の最初の場所がチケット売り場になっている
「イの渡櫓(国宝)」です。
特別公開チケット売り場で300円を払うと、
半券が、姫路城入城券の復刻デザインになっています。
尚、以前も2018年に似たような復刻チケットが、
入城者に配布される日がありました。
前回は「昭和38年頃」の復刻デザインでしたが、
今回のチケットは「昭和9年頃」のデザインを採用しています。
イの渡櫓(国宝)
※外観2階/内部穴蔵(地下)1階、石垣上2階の計3階
特別公開と、一般観覧では規制上のレーンができているので、
今回、特別公開に行く場合、一般レーン側(東)の窓から見下ろすことができません。
ただ、西側の中庭方向の窓はチラッと覗くことができます。
ここからは「ロの渡櫓(国宝)」の連なる格子窓が、
規則的で美しかったり、乾小天守の東面が見れたりと貴重なビューでもあります。
※ただ「立ち止まらないで下さい」と指示があった場合は諦めましょう。
特別公開が終われば、再び常設展示物が置かれるでしょうから、
この期間中がチャンスです。
お金を払ったら、ちょっと上を見て見てください。
これも、先生に教えて頂いたことなのですが、
「大天守の出口(ルート上)の漆喰塗の扉の取り付け位置」が・・・どうでしょう?
扉の前で見上げていますが、不自然に天井が持ち上がっていますね。
上の階の床がそのまま伸びてくると、こんな感じです。
扉・・・開かなくなりますね^^;
こんなお茶目が姫路城内にはありつつも、
今回はこの2階部分に上れますので、
上の階ではどんな感じで仕上げているのかを見て見ると、
なるほどねー、となるはずです。
東小天守
※外観3階/内部穴蔵(地下)1階、石垣上3階の計4階
「東小天守」は「イの渡櫓(国宝)」で2Fに上がってから北上して入ります。
姫路城の天守群の仕組みとして、小天守は直接上がれない構造になっています。
渡櫓を介して2階に上ってから、
小天守の最上階に上るような防御の仕組みが取り入れられています。
その渡櫓でさえ、直接外から侵入することはできず、
入口は「ハの渡櫓(国宝)の地階」現在の、降閣口(出口)だけになっています。
それと、登閣口で通って来た「大天守(地階)」の大扉です。
その為、大扉2枚(地階と1Fのイの渡櫓(国宝))2か所を閉鎖すると、
実質、外部の侵入を完璧なほどに守る事ができます。
このような仕組みから、小天守の最上階を攻略するだけでも、
至難の業であるということが感じられます。
そんなまず安泰の「東小天守」に登って、
窓から見える風景に、攻め入る敵の勢いなど戦況を高みの見物しながら、
想像してみると面白いかもしれません。
そういえば、最初の方に話をしていた、
「東小天守」北面にある、破風の内部の空間の不自然な感じも、
ちゃんと見ておきましょう。
外観と一緒に見ると・・・屋根来てるねぇ。と納得することでしょう。
ロの渡櫓(国宝)
※外観2階/内部穴蔵(地下)1階、石垣上2階の計3階
「東小天守」を出たら西方向へ進み「ロの渡櫓(国宝)」の2階に入ります。
展示品(ポスター)などがありますので適宜、ご一読されつつお楽しみを。
「ロの渡櫓(国宝)2階」内部には、
「武具掛け」を実際に使っていたであろう模様に再現されています。
長槍、火縄銃などが展示されています。
また、少し上に目をやると、火縄が掛けられていたり火薬袋のようなものがあります。
「武具掛け」に長槍が掛けられている様は、
長槍・・・ながっ!と思うかもしれません。
「武具掛け」自体は大天守2階でARコンテンツとして紹介されています。(今更言うな)
ちなみに、床板の古めかしい部分は創建当初の材との事です。
大天守方向の格子窓を覗くと、
正直、大天守が近すぎてよく分からないかもしれません。
でもこれは、場所を変えるとまた違うところが見えるという事です。
是非、色々なところから大天守を見てみてはいかがでしょうか。
「ロの渡櫓(国宝)」から「乾小天守」への扉をくぐる
少し手前(西寄り)の場所で、窓から大天守側を見て見てください。
先ほど、大天守2階で眼下を見下ろした
「破風の間」が真横から見えます。
破風の間がなかった場合で、
壁に窓があったら直下の屋根が邪魔になるよなぁ~という感じが目の前で見れます。
乾小天守
※外観3階/内部穴蔵(地下)1階、石垣上4階の計5階
「乾小天守」の2階は少し広くなっていて、
中庭方向(東)を見たり、西側を見たりと自由に動けます。
ですので、一旦、2階で外を眺めて、
いざ、4階(最上階)へ上がった時の、眺望を楽しむ方がいいと思います。
遮る格子のない、オールクリアの乾小天守4階はとても気持ちがいい場所です。
ただ、風のある日は凍える程の寒さです。
また、雨天時はおそらく窓は開けないことと思います。
防寒対策・手袋などがあるとより安心ですが、
手袋もスマホも、カメラ・レンズキャップなど、落下の恐れのあるものは、
絶対に窓より高い位置に持っていかないと心掛けた方がいいでしょう。
窓から出すのは論外です。
万が一落とした場合は、取ってもらう事はできないと諦めましょう。
まして屋根や漆喰を傷つければ、文化財保護法違反に問われる可能性もあります。
ただ、気持ちいいですよ^^
大天守が近くて、大きくて凄い迫力で迫ってきます。
ですが、ここではちょっと見下ろしておきます。
大天守入口の方を見ると、超過密な状態で立っているのが感じられます。
先ほど見た中庭部分に目をやれば、今はただの中庭ですが、
これを見てください。
平成の大改修が終わった後の解体風景です。
この狭さに、鉄骨をクレーンで差し入れて、建てる。。。
どれだけ難工事だったから感じられるいいスポットです。
今はもう足場はありませんが、
工事風景をイメージしてみるのも乾小天守ならではの楽しみ方かもしれません。
ちなみに大天守の「大千鳥破風」がすごく美しいですが、
この先端に付いている「鬼瓦」は「三ツ波」と呼ばれるデザインで、
「大天守・大千鳥破風」東西2か所にしか付いていません。
近くから見られるのはとても貴重です。(と言ってもズーム要ります)
※その下にある懸魚も綺麗。
ちなみに下(はの門付近)から撮ると、これが限界でした(300mm望遠)
ズームで寄ってもこのくらい。
三ツ波の鬼瓦が、目の前ほぼ水平に近い位置から見られるのも貴重な体験です。
そう言えば、下から見た「乾小天守」の破風の内側ですが、
内覧済みの方はちゃんと気づくことができたでしょうか。
必ず通るので分かるはずですが、え?こんな空間に?と思うはずです。
ハの渡櫓(国宝)
※外観2階/内部穴蔵(地下)1階、石垣上2階の計3階
「ハの渡櫓(国宝)」の内部は立ち入るという感じではなく、
もう、出口です。という感じになっています。
写真撮影はできますが、階段前ですので速やかに移動した方がいいでしょう。
天守群出口
天守群の内覧の出口は、一般観覧と合流して、
靴を履いて、出ます。
この間、ずっと靴を持って(レジ袋)歩きますご注意ください。
ちなみに参考まで。
◆西小天守〔非公開〕は、
※外観3階/内部穴蔵(地下)1階、石垣上3階の計4階
◆二の渡櫓(国宝)〔非公開〕は、
※外観2階/内部穴蔵(地下)1階、石垣上2階の計3階
大天守・小天守を見た後は・・・
後は、普段の姫路城観覧と同じですので、
そのまま備前丸へ出て、目の前の大天守を写真に収めて過ごします。
「デカすぎて全部入らないわー」などといいながら、
備前丸の南いっぱいに下がって楽しんでください。
備前丸を出たら、二の丸の「お菊井戸」へ向かうルートが定番です。
途中、姫路城の東側、備前丸石垣下を通りますが、
その先に見えているのが外から見た「太鼓櫓(への櫓)」です。
この太鼓櫓(への櫓)の向うが、あの高石垣になっています。
ちょっと怖い感じですね。
「国宝五城 城郭都市めぐり」姫路城のパネルは菱の門にある
姫路城でも何やら「国宝五城 城郭都市めぐり」イベントに参加しているようです。
ご興味のある方は「菱の門」にQRコードのパネルが置かれています。
流石にネットでこのQRコードを晒すような人はあまりいないようで、
Twitterで一名いただけでした。
さすがにQRコードの画像UPしたら、行く必要もなくなるもんね。
弊サイトも配慮させて頂きます。
前年の特別公開「折廻り櫓」
前年の折廻り櫓の特別公開に関連する記事というか、
用語集は以下になります。
用語集まで作って、最終的にまとめてませんでした^^;
ごめんなさい。
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