姫路城内改修(予定)建造物の2018年度(平成30年度)分は既に決定しています(確認済)
姫路城内ではいつもどこかで重要建造物の修復を行っています。
その為、旅行などで来た時期のよっては記念撮影のスポットに工事風景が写る混むことがあります。
姫路城のベストビューとなるような場所が工事中である場合には、
写真撮影ががっかりした写りになることもありますので注意が必要です。
ここでは平成30年度(2018/04/01~2019/03/31)の期間の工事予定箇所についてご紹介します。
概要(見出し)
姫路城内改修(予定)建造物の2018年度(平成30年度)分は既に決定(確認済)
姫路城の重要文化財の改修予定は平成6年(第一期:1994)にて既に予定が開始され、
平成29年(2017)現在も原則はその予定に則って修復が行われています。
その計画されている予定については以下でご確認いただけるようにしています。
ここで、原則と申し上げましたのは、
計画実施されはじめたのが平成6年(第一期:1994)ですので、
既に23年前に開始されたのものになっています。
2017年現在は「第8期(6ヵ年計画)」が実施中です。
その為、当初予定していた予定では、建造物によっては痛みが激しく、
工事の前倒しが必要になる場合もあるわけです。
前年に工事を終えた「リの一渡櫓、リの二渡櫓」がまさにその前倒しの例になります。
そうした前倒しなどを除けば、原則は予定通りの工程に従って修復されています。
平成30年(2018年度)は「帯郭櫓」「帯郭櫓北方土塀」が改修対象
※天皇陛下御退位に伴い「平成30年」の元号は変更になります。(何になるんでしょうね)
計画では以下の部分が平成30年度の改修を予定していました。
※「年」表示は「年度」を表しています。
予定年度 西暦 修理箇所 前回修理 西暦 経過年数 備考 実施完了 実施確認メモ 実施経過年 平成30年 2018 ぬの門 昭和60年 1985 33 - - 計画中 6 年前 平成30年 2018 リの二渡櫓 昭和60年 1985 33 - 2016 2年前倒し 8 年前
しかし、「リの二渡櫓」は既に修復が完了しています。
また「リの一渡櫓」については平成33年度の計画を前倒していました。
「リの一渡櫓、リの二渡櫓」の改修を前倒しした2016年度に当初計画されていた場所が、
2018年度に実施されるとのことを、2017/12/22にご担当者さまに確認をしました。
以下、未実施である「帯郭櫓」と「帯郭櫓北方土塀」になります。
予定年度 西暦 修理箇所 前回修理 西暦 経過年数 備考 実施完了 実施確認メモ 実施経過年 平成28年 2016 帯郭櫓 昭和61年 1986 30 - 未実施 2018年度予定※2017/12/22確認 8 年前 平成28年 2016 太鼓櫓北方土塀 昭和61年 1986 30 - 2014 2015/03確認 8 年前 平成28年 2016 帯郭櫓北方土塀 昭和61年 1986 30 - 未実施 2018年度予定※2017/12/22確認
8 年前 平成29年 2017 井郭櫓南方土塀 昭和61年 1986 31 - 2017着工 実施中 7 年前 平成29年 2017 帯の櫓 昭和62年 1987 30 - 2017着工 実施中 7 年前
三の丸広場からのビューは旅行の要
三の丸広場は姫路城の玄関口で姫路城の顔とも言える人気の撮影スポットです。
普段、このように人が少ないことはあまりありませんが、
平日の朝早くに姫路城に行けばこのくらい人がいないタイミングには出会えます。
世界遺産石碑前での記念撮影がやはり一番の人気です。
昼間は必ず、他の観光客が写りこみますので、
バストアップ撮影(胸から上)で天守を一緒に収めるのが精いっぱいかもしれません。
さて、広場の方へ行き姫路城全体を見晴らしたアングルです。
右端には工事用の覆いが写っています。
これは平成29年度(2017年度)工事で改修中の「帯の櫓」の覆いになります。
このように、工事部分が一緒に写りこむことは多くあります。
それでも「リの一渡櫓、リの二渡櫓」の頃に比べれば、まだガッカリ度合いは少なめです。
その頃はこのようになっていました。
前述のように平成30年度の修復は「帯郭櫓」と「帯郭櫓北方土塀」になります。
※「帯郭櫓北方土塀」はそのまま「帯郭櫓」の北側にある土塀です。
「帯郭櫓」は以下のような位置にあり、前回修復から31年が経過しています。
このイラストは以下でご紹介したものに追記を行ったものです。
現在修復中の「帯の櫓」の工事覆いが、来年(2018年)は少し前に出てきて、
東側全体を覆うようなイメージになる事が予想されます。
※実際には下部石垣の部分は、単管足場がむき出しの状態になり、上部のみカバーされるはずです。
2017年より、2018年の方がおそらくは見えてくる覆いの大きさが大きくなってくるはずです。
2018年度の工事が始まる前のタイミングがお勧めです。
2017年度の工事が3月に終わり、2018年度の工事が本格的に始まるのが6月前後と予想します。(過去実績より)
と言う事は「2018年3月末~2018年6月頃(少なくとも夏未満)」までであれば、
「帯の櫓」の覆いも撤去され「帯郭櫓」の覆いはまだ施工されていない時期に姫路城が楽しめる事でしょう。
春のお花見シーズンや、ゴールデンウィークは姫路城が非常に混雑する時期ではあります。
花見シーズンは開花する少し前から混み始め、完全に散るくらいまでは混んでいます。
ゴールデンウィークは、当然連休ですので殺人的に混みます。
ですが、そうしたピークを外すと、結構空いているのが姫路城です。
オススメは、連休直後の土曜日、日曜日は比較的空いています(GWが嘘のように)
当然、平日であれば週末に比べて、はるかに静かです。
ご予定の調整が付く範囲で、オフピークを心掛けて予定を立てられるといいでしょう。
春先であれば、ちゃんとオールクリアで工事風景のない姫路城撮影が楽しめる事でしょう。
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