女神が微笑んだ!西の丸からの夜桜会撮影で夕日に照らされる姫路城
2016/04/06
姫路城の取材をしていてもなかなか撮れない姫路城があります。
願っても、狙っても撮ることができない「出逢い」が重要で、
「9割が運」と言っても間違いがないと思います。
要は、女神次第ということです。
そんな夕日に染まる姫路城を、
普段は立ち入ることができない城内西の丸庭園からの撮影に成功しました。
本当に嬉しくて夜桜会前からテンションがMAXでした。
概要(見出し)
西の丸からの夜桜会撮影で夕日に照らされる姫路城
2016年4月4日この日は前日からの雨が午後に上がり、
満開になっているであろう桜に雨の影響がどれだけ出ているかを確認しに姫路城へ行きました。
夕方からの取材ということで空も夕暮れの曇天。
姫路城のバックとしては好条件ではありません。
要は、撮ってもほとんど使い道がないような写真になります。
それでも、撮りますけど。
夕焼け撮影の難しさ
先日の虹も困難ですが、夕焼けに染まる姫路城の撮影は常に空振りとの闘いです。
夕焼けに「染まる」姫路城は、空や夕日が紅いだけでは染まらず、
姫路城まで紅い光が届いて染められる必要があるので多くの場合、
空はあまり紅くはありません。
それを知ってはいるものの、今日は完全にノーマーク。
早く夜桜会を撮って帰ろう、暗くならないかな・・・と思っていました。
過去の夕日はこちら。
姫路城のライトアップが赤い!?
なんとなく、桜も満開になっているし、
明るい間からフワフワと花を咲かせた桜と姫路城を撮影していました。
ファインダー越しに姫路城を見ていると、
なんとなくいつもと色が違う。。。
あれ、今日は何か特別なライトアップだったっけ?
私は昨年のブルーライトアップの日は、
照明がブルーになることを知らずに自閉症啓発ライトアップに立ち会っています(笑)
そんな予期せぬイベントなのかと疑います。
照明がライトアップされてきた時にふと気づきます。
色が変だ・・・。そうなんです。
ライトアップの色が今日だけ違っているのを私は知りませんでした。
夜景撮影の人が多いのはてっきり、
夜桜撮影しにきたんだとばかり思ってました。知らないって怖いですね・・・。
周囲には「なんでお前ここにいるの?」みたいな空気が、一斉に刺さりましたww
(上記リンクより抜粋)
しかし、すぐに気づきます。
この西面だけが赤くなるパターン・・・夕陽か!!?
この時、私は西の丸の北側中央、南面が多く見えるアングルに居ました。
ですが、夕陽撮影ではできる限り西面がみえるポジションが鮮やかです。
普段は三の丸広場の女坂などからの撮影が多いですが、
できる限り北西に移動するにしても、通常夕日の時間帯は城内が閉門しています。
その為、できる限りいいポジションを取っても、
入城口前の迎賓館入口付近が限度です。
欲を言えば、男山配水池公園頂上からがベストショットになるはずです。(未だ実現せず)
しかし、今日は夜桜会。
場所は西の丸庭園です。
となると、ベストなアングルは西の丸北門跡付近です。
ダッシュで移動します。(走らないでください!と怒られるかと思った)
そしてせっかくなので、桜を一緒にひたすらシャッターを切ります。
夕日に照らされる姫路城は多くが3分ほどしか紅くはありません。
この日は、感覚的には5分程度紅いという好条件でしたが、
それは結果。ウルトラマンと同じ 制限時間は3分です。
本当に鮮やかに夕日に照らされました。
空が青くて、雲がなければ・・・
もっともっと紅くなる時も数年に一回はある・・・
欲ばかりが頭をよぎります。(未熟者)
そして、最大限に紅くなったタイミングがコレ。
Photoshopでいじってんじゃないの?と思うかもしれませんが、
空がグレーなのは今日は本物です。
今日はほんまに曇天 orz…
青を絞って紅くしたとかではなく、本当にこの色合いまで染まりました。
この日は本当にラッキーだったと思います。
来年、夜桜会7日間を毎日通っても、おそらく夕日に出会うことはないと思います。
たぶん二度と撮れないアングル、色。
貴重な1枚の撮影ができました。
日頃の行いって大事?
ここ2週間近く、数日おきに姫路城へ取材に来ていますが、
その都度、目に入るゴミは拾って持ち帰るようにしてきました。
自分でこんな記事を前にUPしてるんだから、実践しなければと思って。
そのお蔭?
女神は見ていてくれているのかも。
(注意)これ以降はほとんど愚痴なので、ネガティブのは勘弁!という方は以下へどうぞ。
この日の夜桜会の模様です、前回より桜満開でどこを切っても鮮やかな写真になりました。
夜桜会西の丸庭園は三脚の使用は禁止ですってば!!
4月1日の夜桜会の開催日に夜桜会へ行ったとき、
昨年同様に「三脚禁止」のアナウンスが流れていました。
うんうん、でも去年も結構ズルする輩が居たから、今年も・・・だろうなと思っていたら、
もう、いるわ、いるわ、三脚カメラ オヤジ 、 オバハン。
若い人と言うより、年配者が多く、もう「日本語わからないの?子供かよ・・・」と思うほど。
※手ぶれが抑えられないんだろう、ルールも守れないならカメラ止めちゃえよ?
最近の中年は本当にダメ。
自分の事しか考えてない人ばかり。
高校生とか若い子の方が、マナーはいいし愛想もいいし。
「近頃の若いもんは」とか、こいつ等だけには言わせない!って感じでした。
そんな自分の撮りたい写真の為なら、ルール無視の輩が多い中、
息を止めて、手振れを抑え、ミニ三脚を胸に当ててカメラ固定。。。
本当に息を止めすぎて頭痛くなるかと思う撮影を、ずっと続けてきた。
4/1も4/2も三脚自体は城外撮影の為に、持ってた。
でも「ダメ」なんだから使わない。
ズルして撮った写真には美しい心は宿らない(笑)
自分の心に約束して手振れの失敗写真を大量生産しつつも頑張ってきた。
そんな姿を女神は見ていてくれたんだろうか?
ちなみに姫路城管理事務所さん(及び、警備)をナメるなよ?
三脚を使って撮影をしていても、うまくやると怒られない事は知っています。
何度も行ってますから。でも使わない。
黙認されるグレーゾーン2016年版は以下のような範囲。
いや、本当に一律禁止して欲しいのが、私の意見。
もしくは全OK!はっきりして!
- 通路を避けて立入を許可されている芝生上で、通行を妨げないように三脚を使う。
- 通路上でやむを得ず(何がやむを?怒!)三脚を使用する場合、足は肩幅を超えず通行を妨げない。
- 一脚を使って撮影する。
グレーだろうがなんだろうが、
くれぐれも言う、夜桜会で三脚は全面禁止だ。
そんな、微妙に警備が注意・警告をしないグレーゾーンはあるのは事実。
オレはやらないけど。
そんな中、4/2に出逢ったオヤジは、そうしたグレーゾーンを逸脱して三脚撮影。
そして警備に止めるよう警告を受けていた。
(顔写真撮ってどっかにUPしてやろうかと思ったよ・・・)
そこでオヤジが言った一言「この幅でもあかんのか、邪魔やないやろ」(それはお前の勝手な判断だ)
そして、そのまま警告を無視して撮影継続。
見てて、腹が立ったので言ってやった。
「止めろと言われたんだから、素直にやめろ、いい大人がみっともない!」
オレ、基本的に年上だろうが、なんでも面と向かって言います。
嫁がその日は同伴でしたが、もう慣れたもの。もう動じることはありません。
「よくやるねー」くらいの反応でしたw
少なくとも正しいことを主張したわけですし( ̄ ^  ̄)
それでもオヤジは無視して、撮影継続。
すぐさま警備の兄ちゃんが寄ってきて「すみません、ありがとうございます」と。
そりゃそうだよ、注意して止めない人が一人でも居たら、そこはもう無法地帯。
「あいつはいいの?」と他の客に言われたら警備としてどう返すのさ。
運営に叱られるのは警備の兄ちゃんなんだから。。。分かってのかなオヤジ。
人の仕事の妨げにさえ、なっていたという事を。
どんな仕事してきたか知らんが。ろくなもんじゃない。
すぐ警備の兄ちゃんに「つまみ出して退場させれば?」と助言をしてみたけれども、
「いやー」と苦笑いをしていた警備の兄ちゃんは、
そうした事(つまみ出す=入城拒否・退場)が実は条例でできることを知らなかったようです。
以前、以下の投稿でもご紹介しましたが、以下の条例が定められています。
姫路城管理条例施行規則 (抜粋引用)
(制限事項)
第3条 条例第5条に規定するもののほか、次の各号の一に該当する者は、城内に入城することを拒絶し、又は退場を命じることがある。(1) 酒気を帯びた者
(2) 他人に危険を及ぼし、若しくは他人の迷惑となるような物品又は動物の類を携帯する者
(3) 諸車を乗り入れ又は持込む者
(4) 公益を害するおそれがあると認められる者
(5) 他人に迷惑となるような行為をする者
(6) その他管理上支障があると認められる者
この場合、
三脚の使用を禁止している夜桜会会場において、(夜桜会問わず、姫路城内は常に禁止です)
暗闇で足元が見えにくい場所で他人の通行の妨げになる、三脚を使用し写真撮影を行った。【3条5項違反】
城内の警備員による警告を無視して撮影を継続し、警備運営上支障をきたす行為を行った。【3条6項違反】
というわけで、姫路城管理条例施工規則に違反しています。要は条例違反。
わかってる?オヤジ。
その結果として、警備が取れる対策が、
第3条の「城内に入城することを拒絶し、又は退場を命じることがある。」というわけ。
ね?「つまみ出すことができる」でしょ。
やるかどうかは別として、
警備が運営の責任者に携帯などで連絡し直接、姫路城管理事務所の人からも再度警告を行っても、
従わなかった場合、これはもう間違いなく退場ですよね。
そこまでできるって事。
ここ数日、ずっとこの件が本当にずっともやもやしてた。
中年のマナーの悪さが酷くて、行く度にイライラする状態だけど、
取材はしなきゃいけないから黙々と続ける。
でも、三脚はNG。
真面目が損する社会って、実現させちゃダメだよ。
ルールを逸脱したなら、制裁は常に必要。
そんな風にずっと思っていた取材中でした。
本当にここまで読んでくれた方、ありがとう。
書かせてもらえて(吐き出して)少し楽になりました。
手振れは抑えきれていないし、ママ眼レフ(X3)で、安レンズ。
大した作品は残せないけど、頑張った成果が以下になります。見てやって。
女神はきっと見ていてくれるんだと思います。
いつもの貴方を。
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