4/2 に実施されたプレス(報道機関)向け「夜桜会」先行内覧会に参加してきました

毎年恒例のイベント「姫路城 夜桜会」が、
2019年(平成31年／令和元年)も始まります。
2019年のソメイヨシノの開花状況は遅れ気味になっていますが、
西の丸のライトアップイベントでは滅多に見ることができない、
城内からのライトアップされた天守群や西の丸の櫓群を眺める事ができます。
桜は日々の咲き具合が進むにつれて行くたびに表情を変えていきます。
桜の咲き具合に合せ照明の位置なども微調整されますので何度でも楽しめます。

※「令和元年」はただ書きたかっただけデス。

「夜桜会」プレス(報道機関)向け先行内覧会の模様

「姫路城 夜桜会」は2019/4/3(水)～4/7(日)の５日間、毎日開催されます。
午後6時00分から午後9時00分まで（入城は8時30分迄）入城無料で雨天決行になります。

姫路城周辺の満開は4/6(土),4/7(日)の週末以降になる見込みです。
夜桜会は7日までですのでより最終日に近い頃の方が、
桜の花びらに照明が多く当たり、より美しい夜桜会が楽しめるでしょう。

入城口まで三の丸広場のライトアップも始まりました

プレス内覧会には関係ありませんが、
大手門エリアから「夜桜会」のパネルが設置されています。

大手門前イベントパネル・「姫路城夜桜会」プレス(報道機関)向け先行内覧会

姫路城有料エリア内（夜桜会は無料）の外、三の丸広場にも、
ライトアップの照明が設置されています。

桜の開花状況はまだまだで公式には「三分咲き」と報じられています。
咲いている部分を探しながら、写真撮影するなら楽しめるというレベルです。

花弁は少ないもののライトアップがいい雰囲気を出してくれています。
三の丸ライトアップも例年通りなら、
夜桜会の開催期間中4/7(日)まで行われているはずです。

三の丸広場・「姫路城夜桜会」プレス(報道機関)向け先行内覧会

姫路城内に入る手前でも十分にライトアップらしさを感じることができます。

入城口付近・「姫路城夜桜会」プレス(報道機関)向け先行内覧会

菱の門外の角にある桜がライトアップされて綺麗です。

菱の門外・「姫路城夜桜会」プレス(報道機関)向け先行内覧会

姫路城 夜桜会の模様（4/2現在）

姫路城夜桜会は姫路城内の菱の門をくぐって中に入り、
三国堀から西に曲がってスロープを上がった高台です。

西の丸に上るまでの桜も綺麗にライトアップされています。

菱の門から西の丸方向へ・「姫路城夜桜会」プレス(報道機関)向け先行内覧会

これまでの姫路城内外の桜の開花状況を見てきて、
姫路城内のソメイヨシノで一番開花が進んでいた桜が、
菱の門脇にある「二の丸１号」という桜です。

それでも、まだ５分咲き位の印象です。
4/2現在はまだ桜の開花が花冷え（気温の低さ）の影響で、
3/29から４日過ぎてもあまり進んでいません。

菱の門脇ソメイヨシノ・「姫路城夜桜会」プレス(報道機関)向け先行内覧会

右方向を見るとヤマザクラが咲いています。
姫路城のヤマザクラはソメイヨシノより早く咲く種類が多く、
こちらは８分～満開に近い段階にきています。

菱の門脇ヤマザクラ・「姫路城夜桜会」プレス(報道機関)向け先行内覧会

プレス向けの入場は18時30分より少し前からでしたので、
比較的明るい段階で姫路城内に入りました。

4/3(水)～の開催期間中も午後6:00～入城となりますので、
開城すぐの時間帯は、まだこの位明るい時間帯になります。

さてスロープを上がると西の丸庭園です。
段々と日が暮れてくる時のマジックアワーの天守も綺麗です。

幻想的なライトアップ・「姫路城夜桜会」プレス(報道機関)向け先行内覧会

まだ桜の花びらが少なく、桜力が弱いので、
夜桜会の前半は、咲いている桜を探しながらの撮影になる事と思います。

西の丸北門跡・「姫路城夜桜会」プレス(報道機関)向け先行内覧会

桜が少ないと言っても、
そもそも夜間の姫路城内は特別なイベント開催時にしか撮影できない場所です。
普段は撮影する事ができない特別なアングルのライトアップ姫路城が撮れますので、
桜だけが魅力ではありません。

西の丸からの天守群は斜めの角度が絶妙かつ高台なのでベストスポットです。

西の丸の特別なビュー・「姫路城夜桜会」プレス(報道機関)向け先行内覧会

花弁が少ない時のライトアップ撮影では、
枝に光がたくさん当たり、線描画のような美しさが楽しめます。

西の丸西側より・「姫路城夜桜会」プレス(報道機関)向け先行内覧会

西の丸百間廊下を照らす鮮やかな光と、
桜を照らす自然な色合いのライトアップの対比が綺麗です。
でも、やっぱり花びら…もっと欲しいですよね^^;

西の丸北部・「姫路城夜桜会」プレス(報道機関)向け先行内覧会

枝の美しさという少しコンセプトの違う写真になってしまいますが、
光の色が鮮やかで綺麗なので、
桜に拘らず、綺麗だと感じたところを撮影した方が楽しめるのではないでしょうか。

西の丸北部より西方向・「姫路城夜桜会」プレス(報道機関)向け先行内覧会

桜越しの百間廊下ですが、
見ての通り、咲いている部分と咲いていない部分がはっきりわかります。

化粧櫓前から西方向・「姫路城夜桜会」プレス(報道機関)向け先行内覧会

西の丸庭園内のトイレ脇の桜が一番、いい咲き方をしていましたので、
プレスの皆さんもその場所の桜撮影をされている事が多かったようです。
でも、なんかちょっと無難？な感じが拭えないかなぁと。

西の丸売店裏・「姫路城夜桜会」プレス(報道機関)向け先行内覧会

西の丸の南、西の壁面には、
プロジェクション（マッピング）ライトアップが行われ、
時間と共に、模様が移り変わっていきます。

カの櫓とワの櫓東方土塀プロジェクション・「姫路城夜桜会」プレス(報道機関)向け先行内覧会

プロジェクションのメインは百間廊下の西側壁面で、
鮮やかな色合いの映像が投影されていました（テスト投影）

レの渡櫓プロジェクション１・「姫路城夜桜会」プレス(報道機関)向け先行内覧会

現場では明日の初開催に向けて急ピッチで微調整をされていました。
どのようなマッピングが行われるかは分かりませんが楽しみです。

マッピングテスト模様・「姫路城夜桜会」プレス(報道機関)向け先行内覧会

プロジェクション投影は色々な映像が鮮やかに照らし出されます。
二度と同じタイミングでシャッターを切る事はできないでしょうから、
自分だけの１枚が撮影できます。

レの渡櫓プロジェクション２・「姫路城夜桜会」プレス(報道機関)向け先行内覧会

2019年の夜桜会は去年に比べて、
桜の枝ぶりと天守を一緒に収めやすい感じがしました。

花弁が少ないから撮影しやすいという点もありますが、
花弁が増えても、天守を覆い隠さずに、
写すことができそうなスポットが結構ある印象でした。
※枝の剪定は１～２月に毎年行われています。

西の丸西より北東・「姫路城夜桜会」プレス(報道機関)向け先行内覧会

と言いつつも、やっぱり花びら欲しいよなぁ…というのは本音です。
これ花がすべて開いていればもっとこんもりして綺麗なんですよ。

西の丸西より東向き・「姫路城夜桜会」プレス(報道機関)向け先行内覧会

例えば、こんな感じ。（撮影場所は異なります）

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  姫路城「夜桜会2018」初日、見頃は短く早い程に美しく。

個人的にはこの収め方が好きですが・姫路城夜桜会2018.4.3

西の丸に上ってすぐのエリアも、
桜がもっと咲いていれば、ライトアップの当て方も調整されて、
もっと綺麗なんですが、照明の色合いが異なるのでこれはこれで綺麗かなと思います。

西の丸南より北東・「姫路城夜桜会」プレス(報道機関)向け先行内覧会

今年のライトアップも鮮やかで綺麗な夜桜会ですが、
やはり4/1、4/2の２日間がぐぐっと寒く、花冷えの日になってしまいました。

2019年は最初の方はいい速度で桜が成長していたんですが、
後半は寒い日が多くなり、例年よりかなり遅い桜シーズンになっています。

姫路より２日前に開花宣言が出た神戸も、
4/2ではまだ多くの場所で１分～２分咲きの桜が多かったです。

4/3(水)、4/4(木)と少しずつ気温が上がっていきますので、
15度を超えればぐぐっと一気に開花してくるのではないでしょうか。

2019年は4/6(土)開催の観桜会にとっては、
とても桜の状態のいい当たり年になるようですね。

皆さまにとって素敵な夜桜会になりますことをお祈りいたします。

2019/4/3追記
夜桜会の試験点灯実施のニュースを、
神戸新聞は以下のように報じています。

世界文化遺産・国宝姫路城（兵庫県姫路市）の西の丸庭園で２日、桜をライトアップする「夜桜会」の試験点灯が行われた。３日から白亜の大天守を背景に、ソメイヨシノやヤマザクラなど約７０本が照らし出される。７日まで。
全長約２４０メートルの百間廊下に囲まれた同庭園の昼間は、真っ白な城壁に桜が映える。会期中は約９０基のＬＥＤ（発光ダイオード）照明で桜を照らすほか、可動式の「ムービングライト」を使い、空間をあでやかなピンクやブルーに染める。
また、桜吹雪や夜風をイメージしたプロジェクションマッピングも投影され、桜と光の共演が楽しめる。
同城管理事務所の担当者は「まだ三分咲きだが、週末には見頃を迎えそう」と話す。入場無料。午後６～９時。姫路城管理事務所ＴＥＬ０７９・２８５・１１４６（谷川直生）

(全文引用)　神戸新聞NEXT｜総合｜夜桜あでやか、大天守と共演　姫路城で試験点灯
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