2016年・姫路城北面のライトアップが一層鮮やかになりました
2016/10/02
2016年9月現在に確認したところ姫路城北面の夜間ライトアップが、
これまで以上に鮮やかになっています。
これまでの薄暗いイメージから明るくなり、
静かに恋人同士でゆっくり姫路城のライトアップを楽しむには、
とてもいいムードになっています。
姫路城北面を望むスポットにシロトピア記念公園があります。
夜間は照明があるものの、通路以外はかなり暗い公園になります。
治安が悪いという事はありませんが、手放しに安心できる雰囲気でもありません。
近隣に住居もなく物静かな場所ですので、
夜に行かれる際には不審者が寄ってきていないかなど自衛には心掛けて下さい。
なお、早朝・日中はゲートボール・ランニングなど多くの人が利用して、
常に人が往来するオープンな公園です。
概要(見出し)
姫路城北面のライトアップが一層鮮やかに
さて、ではどのようにライトアップが変わったのか?
という点ですが、これまでの推移を見ていきます。
2015/04/23:日中(参考)
以下は、夜間ではない日中のシロトピア記念公園からの姫路城北面です。
大天守の手前に東小天守(左)、乾小天守(右)が写り、
小天守を渡り櫓(ロの渡櫓(国宝・天守付随))が繋ぐ構造が見て取れます。
余談ですが、一番左下に見えている櫓はヘの渡櫓と呼ばれる櫓です。(現在は立入禁止で近寄れません)
さて、日時は少々前後しますが、この頃の夜間ライトアップです。
(以後は時系列でご紹介)
2015/03/31:通常ライトアップ
2015年3月の北面ライトアップです。
正直、大天守の上の方と、乾小天守(右)が少し見える程度で、
東小天守はほとんど光が当たっていません。
2015/10/01:乳がん啓発ピンクライトアップ
それから半年ほど過ぎた10月です。
特別なイベントのライトアップですが、
姫路城の北面は、うっそうと生い茂った姫山原生林が広がった崖地です。
その為、北面に対してサーチライトなどを設置する場所がなく、
イベント時でも北面は暗くなる状態にありました。
※サーチライト設置ができないことについては2016年も同様である模様(一部の情報による)
2016/04/02:自閉症啓発ブルーライトアップ
年は変わって2016年4月グランドオープンから1年を迎え、
姫路城の混雑も落ち着きを見せ始めた頃です。(この日は激混みですが)
何やら雰囲気が変わっています。
青色は大天守などの限定された場所にしか当たっていませんが、
東小天守(左)も乾小天守(右)もはっきりと見えています。
(当時は全く気付きませんでしたが)
この頃の通常ライトアップの写真があれば良かったのですが、
諸々の事情によってあまり姫路城に行けていませんでした。。。
(妻子がいるとなかなか夜遊びもできないw)
2016/09/21:認知症啓発オレンジライトアップ
つい先日の認知症啓発にてオレンジにライトアップされた姫路城北面です。
いかがでしょう?
各小天守が照らされていることもそうですが、
最初に余談で書いた、ヘの渡櫓の白壁もライトが当たっています。
(ブルーの時はまだ暗かった)
さらに、これまでシロトピア記念公園の下から姫路城までの全体を撮影することは皆無でした。
(街灯の明かりしかない真っ暗闇で撮る意味がなかった)
ですが、下から上までの縦アングルで撮ると、
以下のように土塁の上の木々を明るくオレンジ色に照らしています。
(というか、サーチライトの光が森に当たってしまっている)
2016/09/24現在の通常ライトアップ
オレンジライトアップは基本的に既存の姫路城照明に対して、
オレンジ色のフィルターを付加して、色を変えている照明のはずです。
(詳細は不明ですが、城外でサーチライトの設置はありませんでした)
その点ではブルーライトアップと同様なわけですが、
2016年のブルーとオレンジを比較すると明らかにオレンジが鮮やかになっています。
となると、通常期とイベント時の違いではないことを確認するため、
通常期の撮影を行ってきました。
公園全体から姫路城を見ています。
やはり何本ものサーチライトが、
土塁上の木々と姫山原生林の森を照らしているように見えます。
パッと見は3か所のライトアップが確認できます。
大天守周りだけを見ても、各段に明るくなっています。
これだけ明るくなっていれば北面の夜景も十分楽しめるようになったと思います。
ちなみに最初にご紹介した、2015年3月の北面ライトアップです。
違いは歴然。
姫路城のライトアップは夏季と冬季で、
本来は色合いが異なる照明で照らされているとされています。
(※ 4月1日~10月31日=白色系、11月1日~ 3月31日=暖色系)
2016/09/24撮影時は「白色系」であるはず。
しかし、デジカメで自動ホワイトバランスで撮影すると、
いつでも同じような白色になってしまうので、気づきにくいものです。
目で見た色に近くすると実際は以下のような、色合いで見えます。
白色系でも柔らかい色味の白で見えます。
さてこの森を照らすライトアップの犯人は、
姫山公園の北側にある土塁外側の内濠に行くと分かります。
以下は姫路市立美術館裏(西側・兵庫県立博物館前辺り)から内濠を見ています。
サーチライトの光が天守方向に何本も伸びています。
サーチライト直下付近に行くと、
かなり明るい光で城と森を照らしていました。
このサーチライトがいつから設置されたのかは、
シロトピア記念公園に行く回数が少なく分かりません。
ただ、前回の2016年4月には建物が少しだけ明るくなり、
9月には森を照らすほどに明るくなっていることは事実です。
2016/10/01に実施される予定の、
乳がん啓発「ピンクリボンライトアップ」のイベントでも、
サーチライトが設置できないという北面が標準で明るくなったことから、
オレンジライトアップ同様に昨年とは違った鮮やかな北面ライトアップを魅せてくれるでしょう。
2016年ピンクライトアップ開催!
昨日(2016/10/01)にピンクリボンライトアップ
グローバル ランドマーク イルミネーションが開催されました。
先ほどご紹介した昨年のピンクライトアップの北面と、
今年の北面を比較してご紹介します。
2015年ライトアップ
まず2015年ライトアップをシロトピア記念公園から見ています。
2016年ライトアップ
2015年の写真は少し露出が強い写りになっていますが、
2016年は露出を抑えてもそこそこ鮮やかに写っています。
また、東小天守やヘの渡櫓の白壁までしっかり照らされています。
一部、サーチライトが消されている部分もありましたが、
北面のほぼ正面のサーチライトは点灯され、
姫山公園の土塁の木越しに照らしています。
これでイベント時も通常時も姫路城の北面が鮮やかに照らされて、
北側からの夜の姫路城をより一層楽しみやすくなりました。
グランドオープン後もこうやって少しずつ綺麗に見えるように工夫をしてくださる
姫路市職員の皆さまに感謝申し上げます。
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