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『搦手』|村翁夜話集所収姫路城門櫓明細書|第一冊・村翁夜話集

「村翁夜話集」は播磨地方の郷土史で近世播磨の地域社会を知る上で欠かせない
基礎的な情報を提供してくれる書物であると言われます。
しかしながら平文で多くの櫓が書かれ、どの部分を示して書いているのかが、
パッと見で分かりにくいという問題があると共に、現在の呼名とは異なっている事が多くあります。
ここでは『搦手』の部分を抜粋してご紹介します。

 

『搦手』|村翁夜話集所収姫路城門櫓明細書|第一冊・村翁夜話集

「村翁夜話集」では以下のように書かれています。

管理 現存 現名称 重層 村翁夜話名 村翁夜話集原文 エリア 桁行 桁行(m:参考) 梁行 梁行(m:参考) 備考
65現存との一門-とノ御門へノ冠木御門外東方 とノ御門 桁行三間一尺五寸、梁行一間五尺、明キ一丈一寸、クヽリ明キ弐尺一寸、搦手三間5.5一間五尺3.3
66現存トの櫓-御多門同続南ノ方御多門 桁行三間弐尺、梁行三間一尺、搦手三間二尺6.1三間一尺5.8
67現存との二門-とノニ冠木御門同所外東ノ方とノニ冠木御門 桁行二間半、袖間五尺、明キ七尺、クヽリ二尺九寸、搦手二間半4.50.0
68消失(跡)との三門-と三冠木御門同 と三同断 桁行弐間、明キ六尺、搦手二間3.60.0
69消失(跡)-塩焇蔵同北方塩焇(マヽ)蔵 桁行二間六尺、梁行一間三尺五寸、但入口二枚扉、四方屋根地形トモ切石、搦手二間六尺5.5一間三尺五寸2.9
70現存との四門-とノ四冠木御門同所東ノ方と四冠木御門 桁行二間弐尺二寸、袖間一間、明八尺四寸、クヽリ明三尺一寸、搦手二間二尺二寸4.30.0
71現存との一門東方土塀,との二門東方土塀,との四門西方土塀,との四門東方土塀-御塀同所御塀百二拾四間、但 とノ一御門外ヨリとノニ御門東長壁、但表通とノ三御門左右とも、搦手百二十四間225.40.0
513現存との四門東方土塀-御塀より分割(御塀として記載)搦手0.00.0「村:御多門(71)」に他の塀と合わせて記載。
514現存との四門西方土塀-御塀より分割(御塀として記載)搦手0.00.0「村:御多門(71)」に他の塀と合わせて記載。
515現存との二門東方土塀-御塀より分割(御塀として記載)搦手0.00.0「村:御多門(71)」に他の塀と合わせて記載。
516現存との一門東方土塀-御塀より分割(御塀として記載)搦手0.00.0「村:御多門(71)」に他の塀と合わせて記載。

※明キ:扉開口幅を示す。
※クヽリ:脇戸(潜戸・くぐりど)扉開口幅を示す。
※同断:同じこと
※廿間:二十間
※并:ひょう、へい、あわせる、ならぶ
※厩:うまや(廐)


本一覧は筆者の勉強・調査・後の検索を目的に作成したものであり、その正確性を保証するものではありません。
(出典・抜粋引用)第一冊 村翁夜話集所収「姫路城門櫓明細書」|播磨の地誌 福本勇次著『村翁夜話集』刊行会-平成27年1月25日発行

尚、上記一覧内の「桁行(m:参考)」「梁行(m:参考)」は一尺303mm換算として算出したものであり、イメージしやすくする為の参考値です。
また姫路城内では1間は六尺五寸とする説もあり、1間当たりの当時の寸法は明確ではありません。
昭和の大修理では実寸を元にした尺寸法を定めているようですが、その寸法が分かり次第、参考値を更新します。
現時点は参考値を表示しています。
「御塀」は村翁夜話集において長さ(間数)のみが表示され明確に壁の位置を示していません。
暫定的に対象と思われる壁を推測し割り当て、記載していいます。
「御壁」の現在呼称の壁に対する割り当ても、あくまでも参考とお考えください。

現在の姫路城で各櫓に付けられている名前は、その名称で「国重要文化財」の登録も既に行われています。
現在は重要文化財登録の名称で呼ぶのが、正しい呼び方になるものと思っています。
当サイト管理者は「旧名」で呼ぶことや過去の錯誤を無くすことがしたい訳ではありません。
過去文献の調査時に過去名が必要な場合がある為にご紹介をしているに過ぎません。


「村翁夜話集」の記述を順に古地図に当てはめていくと、以下のように解釈できます。

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搦手・村翁夜話集所収姫路城門櫓明細の配置

※画像は姫路城・西の丸百間廊下内展示の「播州姫路城図(大絵図)」を撮影。

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『搦手』原文抜粋

以下にこの部分の原文抜粋を記載しておきますので、
別途利用される際に、引用されると便利かもしれません。
「第一冊・村翁夜話集|播磨の地誌 福本勇次著『村翁夜話集』刊行会-平成27年1月25日発行」の記載は必須です。

可能であれば、このURLへの発リンクを頂けますとありがたく存じます。

へノ冠木御門外東方 とノ御門 桁行三間一尺五寸、梁行一間五尺、明キ一丈一寸、クヽリ明キ弐尺一寸、
同続南ノ方御多門 桁行三間弐尺、梁行三間一尺、
同所外東ノ方とノニ冠木御門 桁行二間半、袖間五尺、明キ七尺、クヽリ二尺九寸、
同 と三同断(冠木御門) 桁行弐間、明キ六尺、
同北方塩焇(マヽ)蔵 桁行二間六尺、梁行一間三尺五寸、但入口二枚扉、四方屋根地形トモ切石、
同所東ノ方と四冠木御門 桁行二間弐尺二寸、袖間一間、明八尺四寸、クヽリ明三尺一寸、
同所御塀百二拾四間 とノ一御門外ヨリとノニ御門東長壁、但表通とノ三御門左右とも、

(引用抜粋)第一冊・村翁夜話集|播磨の地誌 福本勇次著『村翁夜話集』刊行会-平成27年1月25日発行

 

尚、その他のエリアは以下でご確認いただけます。


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公開日:
最終更新日:2018/02/18

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