【完了】リの一渡櫓・二渡櫓の修復がほぼ完了。足場解体が進行中!
2017/03/04
長く覆いに被さって姫路城の南面からのビューを邪魔してきた、
「リの一渡櫓・二渡櫓の修復工事」がいよいよ終了を迎えます。
後数日で覆いのすべてが撤去され、
南面からの姫路城が美しく記念撮影ができるようになります。
リの一渡櫓・二渡櫓の修復がほぼ完了。足場解体が進行中!
平成27年11月~平成29年3月までの工程で開催されている
「姫路城リの一・リの二渡櫓保存修理工事」がいよいよ終盤を迎えています。
当初は以下のように工事が開始され、見学施設などが設置されましたが、
今は、その見学施設も解体されています。
姫路城リの一・リの二渡櫓保存修理工事の見学施設を設置します
姫路城リの一・リの二渡櫓保存修理工事が11月から始まります。工事現場に見学デッキを設置し、瓦葺きや漆喰塗作業などの姫路城を守り伝える匠の技が間近で見ることができます。
(中略)
工事(屋根替部分修理)の概要
- 瓦葺き直し 屋根面積 約490平方メートル(リの一:約230平方メートル、リの二:約260平方メートル)
- 木工事 野地板、垂木、瓦桟他部分取替え
- 漆喰塗替え 屋根目地漆喰総塗替え、壁・軒揚げ漆喰部分塗替え
- 工事期間 平成27年11月~平成29年3月
添付資料
- 見学用デッキ位置図(PDF形式; 810KB)
この工事の影響は、姫路城に来た観光の方にとっては、
結構甚大(?)な影響がありました。
そうなんです。ガッカリビューだったんです。
地味に映り込む工事の覆いが。
そんな足場が現在は着々と解体されています。
もう既に屋根部分の覆いが取れ、鮮やかな白漆喰の屋根が輝くようになっています。
大天守の6階から見下ろすと、その白さが引き立ちます。
修復の後の鮮やかさはまぶしいくらいです。
修復していない「チの櫓」と「ぬの門」の屋根の色とは明らかに違います。
※左から「チの櫓」「リの一渡櫓」「リの二渡櫓」「ぬの門」
鮮やかさは二の丸から、リの一渡櫓、リの二渡櫓に寄ってみると、
白壁の美しさが目に飛び込んできます。
見学施設も解体され、工事用の備品の撤去待ちといった状態です。
未修復の「チの櫓」です。
せっかく覆いをしたのだから一緒に直せばいいのに・・・と思いましたが、
色々と計画によっ遂行されているのでしょう。
「チの櫓」の次回修復の予定は「平成33年度(2021年度)」とされています。
当初は「リの一渡櫓」は平成33年度(2021年度)修復予定で、
「リの二渡櫓」は平成30年度(2018年度《来年》)の予定とされていました。
結果、リの二渡櫓の修復予定、リの一渡櫓共に前倒しで修復されたことになります。
チの櫓から伸びるリの一渡櫓です。
白さが鮮やかで修復を終えた屋根を間近で見られるようになります。
リの二渡櫓も綺麗に修復を終えています。
繋がっている「ぬの門」は一切修復がされていませんが、
「ぬの門」は平成30年度(2018年度)の修復が予定されています。
少し立ち位置を変えると壁面の鮮やかさが増します。
こうして、リの一渡櫓、リの二渡櫓が修復を終え、
覆いが取れたことによって、これからは南面のビューが再びすっきりとする事でしょう。
2017/03/03追記・画像差替
覆いが完全に撤去され南面が綺麗に見えるようになりました。
なんとなく綺麗になったなーと通り過ぎてしまうリの一渡櫓、リの二渡櫓周辺ですが、
ふと立ち止まってよく見ると、職人魂を感じることができます。
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