帯郭櫓修復工事中も姫路城東側通路(三の丸⇔喜斎門跡)は通行可能です【終了】
2019/04/01
平成30年(2018)度の姫路城内の修復工事は帯郭櫓周辺(おびくるわ・やぐら)です。
姫路城内東側の工事では、三の丸広場と喜斎門跡を結ぶ東側通路が閉鎖される場合もあります。
2018/7/3時点で、帯郭櫓の修復工事用の足場が組まれ、工事期間に入っていますが、
東側通路は継続して通行は可能ですのでお知らせいたします。
帯郭櫓修復工事中も姫路城東側通路は通行可能です
平成28年(2016)度は東側通路の石垣法面修復工事が実施の為、
長い間、一部通行規制が行われた東側通路でした。
姫路城の東側で工事が行われる際に閉鎖されることが多い東側通路ですが、
平成30年(2018)度の帯郭櫓修復工事では
通路閉鎖は行われず、継続して通行が可能です。
以下は喜斎門跡側から、東側通路を見ています。
大きな足場が組まれすっぽり覆いに包まれているのが「帯郭櫓」です。
今年の東側通路の影響は特になさそうです。
東側通路通行中に「緊急地震速報」が鳴ったら、即退避をお勧め
今回修復工事が行われている「帯郭櫓」「帯郭櫓北方土塀」は、
通称「腹切丸」と呼ばれるエリアで、長い間立入が禁じられ、非公開になっているエリアです。
今回の工事もあらかじめ決められた修復工事のスケジュールに合せた実施であり、
予定通り遂行されているという位置づけです。
公式に「腹切丸周辺」が非公開になっている理由は告知されていませんが、
腹切丸周辺の石垣の状態があまり良くない現状を考慮しての事と言われます。
熊本城の地震の影響で多くの石垣が崩壊しましたが、
姫路城も決して他人事ではないのです。
大きな地震に遭うか、遭わないか?それだけです。
現在は春から夏に向けて、木々が生い茂る時期に入っていますので、
石垣の状態はかなり見えにくい時期になっていますが、
少し前の頃、石垣の状態はこのような感じです。
石垣はその見た目でも石同士ががっちりと噛み合い、組み合ってその安定を保っていますが、
上の写真のとおり、石と石の間に不自然な隙間が出来ていたりと、
石が何らかの力で動いたように見える箇所が多くありました。
石垣がこのような状態ですので実際は「何とか安定を保っている」という
結構ギリギリな状態なのです。
だからと言って「すぐにどうこうできるか?」と言えば、そうもいきません。
上に乗っている文化財を一旦、分解・撤去して、
石垣全体をバラシて、組み直す。
当初は全く計画の無かった大工事が求められてきます。
そして今は熊本城の修復工事中で、職人さんの多くはそちらに尽力されている事でしょう。
やり手がない。
予算も予想範囲外。
そういう現状であることは、やむを得ない事で、
「何かあったらどうするんだ?」と言うは易しですが、
騒いでどうこうなる問題でもないのです。
文句があるなら全予算を貴方自身が寄付をして、
姫路市さんに貴方自身が「やれ!」とでも言うしかありません。
一体、何億寄付すれば実現するでしょうか・・・。
石垣の下に長居はしないこと(東通路に限らず)
くれぐれも言います。
緊急地震速報が鳴ったら、速やかに石垣から離れる 事。
すぐ周りにいる外国人観光客の手を引き、一緒に逃げる 事。
※例え、驚かれても速報がなって地震がくると分かったら、
周りの外国人の手を掴んで、退避させてあげた方がいい。
そして自分も一緒に逃げる。
それが当面の間、自分の身を守り、日本語に不自由な観光客を守る最善の方法です。
いつ、崩れてきてもおかしくはありません。
と言うか、安全な石垣など存在せず、石垣は崩れるものです。(極論)
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