青空・夕景・夜景@姫路城2014・長月(9月9日)
2015/03/01
毎月ご紹介している姫路城シリーズですが9月2回目の撮影に行ってきました。
今回もいい天気で綺麗な青空撮影となりました。
今回は城の撮影というわけではなく、城の構内の見どころポイントの撮影に行きました。
ですので城の撮影はおまけでしたが、
結局、一日中姫路城で取材(観光?)することになりましたので、
夕景、夜景まで一日の移り変わりでご紹介しておきます。
概要(見出し)
入城に撮影上のポイント
姫路城の撮影は城の撮影なので撮影をすればそれっぽく撮れます。
ですので、あまり注意点というのはないように感じますが、
季節によっては注意をしておいた方がいいかもしれません。
姫路城の夕景撮影に至るまで
姫路城は夕方になると赤く夕日に照らされて、
白くなった漆喰の壁が美しい赤色に染められます。
以前から、赤い姫路城を何度か偶然目にしたことがありましたが、
実際に撮影をしようと思うと、季節によっては非常に短い時間しか赤くならないのだと知りました。
大手門(桜門橋前の門)の内側から掘を見ている夕景ですが、
向こうに山があるのが分かります。
季節によってはこの山に夕日がすぐに沈んでしまい、
城に当たる夕日が遮られてしまうようです。
その為、赤い夕陽は30分弱(2014/09/09時点では18:00頃から)の短い時間でしか見られないようです。
もし、夕景の撮影をされる方は早めに行って、
欲を出すことなく早めにシャッターを切ってタイミングを逃さないようにご注意下さい。
入城前の注意
夏場に城の構内に入城する場合の注意点としては、構内は原則飲食・喫煙が禁止です。
ですが、三の丸公園わきの売店の自動販売機には、
以下のような張り紙がされています。
構内に入城する前にペットボトルのお茶などを買っておき、
まめな水分補給を心がけるようにするといいでしょう。
城の構内に入ってからは長時間の見学になります。
中に売店などもありませんので、入城前に持ち歩くように準備しておくといいと思います。
入城し見学しながらの撮影
入城して順路通りに見学していくとさまざまな角度から姫路城を撮影することができます。
なおこの散策の大まかなルートは投稿の最後のGoogleマップに対して、
撮影ポイントとルートをプロットしてご紹介しています。
菱の門前
入城してすぐ最初にくぐる門が、菱の門です。
菱の門をくぐってすぐの三国掘前は絶好の撮影ポイントです。
警備員さんが撮影を手伝ってくれますので、
一緒に行った仲間全員で城をバックに記念撮影ができます。
寄って撮影すると姫路城の貫禄ある姿をおさめることができます。
菱の門前には「三国掘」が広がっています。
「三国掘」から掘りを入れて城を見上げるのも雰囲気があると思います。
※以下の「菱の門」前の撮影で雲が出ているのは「二の丸」からの帰りに撮影した為、
上の写真とは数時間の時間差があります。
ここから見上げた城壁一緒におさめた城は格好いいなと思います。
菱の門をくぐって撮影をしたら、すぐに左に進み西の丸方面に進みます。
西の丸中央
坂を昇り広く開けた西の丸エリアにも絶好の撮影スポットがあります。
距離は遠くなりますが、城全体を高台から撮影することができます。
今回は敢えてクレーンを収めていますがズームで寄ったりすることで、
十分にクレーンを避けて撮影することができます。
人物を入れた撮影ではクレーンは避けにくいかもしれません。
化粧櫓横下り坂
西の丸に上がったら百閒廊下内を見て歩くと、化粧櫓に出てきます。
化粧櫓を出たらそのまま左側の坂を下り「はの門」方面に降りていくのですが、
その坂の途中も絶好の撮影スポットです。
こちらでは姫路城を西側から小天守を一緒に綺麗におさめることができます。
西の丸を出たら坂を下って「はの門」へ向かうのが一般的なルートです。
「はの門」をくぐると官兵衛の十字瓦のある「乾曲輪」に上がります。
「乾曲輪」から姫路城を見上げると、
とても入り組んだ雰囲気で城を撮影することができます。
現在(2014/09/09)はこの「乾曲輪」より先の「にの門」方面には進むことができません。
姫路城の構内で偶然、ヤモリに出会いました。
こうやって城を守っているのでしょうね。
「ろの門」を通り出た広場を左に進むと扇の勾配に抜ける道が続きます。
扇の勾配を見ながら「ぬの門」をくぐるとお菊井戸のある「二の丸」に出ます。
「二の丸」では本丸を間近で見上げることができます。
城の見学エリアが広がれば「本丸」から見上げるのが一番格別だとは思いますが、
現在一番城に近づいて見上げることができるのがこの「二の丸」です。
「二の丸」で「上山里曲輪」のいっぱいまで下がって撮影すると、
城を綺麗におさめることができます。
帰りには「菱の門」 前でもう一度
帰りは「扇の勾配」横を左に抜けて「るの門」を通って戻ると、
石垣の稜線を見ながら戻ることができます。
「石垣の稜線」を見て「三国掘」横を通って戻ったら、
もう一度、城を見上げて撮影するといいでしょう。
また「菱の門」を出てすぐの坂の上から姫路城を見上げるのも雰囲気のある撮影が可能です。
構外での撮影ルート紹介
構外に出てからは特にルートなどはありませんが、
今回は散歩がてらに城の北側の公園をぐるっと回って散策をしています。
城の北側には中壕を渡ることができる出口があります。
中壕の脇に建てられている立て看板には古地図による説明が書かれています。
古地図拡大
立て看板の横にはすぐ中壕があります。
また姫路城の敷地に戻り、歩いていくと姫路城に住み着いている猫が多くいます。
時間帯によっては餌をねだられたりします。
年配の方々が毎日、餌を与えているようです。
猫って自然界だと木の根っこなどで爪を研ぐんですね。たくましい。
日も暮れて夕景の撮影へ
そうやって昼間の撮影を終えて、公園内の散策などをしていると日も暮れてきます。
段々と夕焼け色に染まった城が美しく輝き始めます。
ちょうど西からの光が西側の壁に当たりますので、
やはり斜景の方が赤が綺麗に見えます。
本当はもう少し、真っ赤になる日もあります。
できればそうした好条件で撮影したかったのですが、今回はこれが限界でした。
夕日も沈み、夕闇へ
夕焼けも終わり、段々と暗くなっていく過程では、
少しずつ照明が城に当たり、夜の城の顔を魅せ始めます。
幻想的な群青色の空とライトアップされ始めた姫路城が撮影できます。
姫路城の夜景
姫路城の夜景は真っ暗な空に、真っ白な城が浮かび上がる独特な雰囲気を醸し出します。
正面から写すと城がはっきりと浮かび上がって綺麗です。
「三の丸」広場も一緒に写すと高台に浮かび上がった姫路城が写せます。
うっすらとクレーンが写っていますが、夜景ではさほど気になることはないと思います。
一日、姫路城でひたすら写真を撮りながら過ごすと、
昼の顔、夕焼け、夜景と様々な姿の姫路城を撮影することができます。
さいごに
今回は、恒例の姫路城撮影を丸一日かけて青空の日に行ない、
そのまま夜景撮影まで行いました。
予定では昼で返る予定だったので三脚をもっておらず苦労しましたが、
満足した撮影を行うことができました。
ちなみにこの日は、中秋の名月の翌日のスーパームーンの日でした。
「桜門橋」の東側の堀に映るスーパームーンのおぼろ月がとても綺麗でした。
今回撮影を行ったポイントをGoogleMap上に落としてみました。
何かのご参考になればと思います。
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撮影機材について
いつも私は一眼レフといっても初心者向けカメラであるEOS Kiss X3と標準レンズ(と望遠)を利用しています。
- Canon EFS 18-55mm(標準レンズ)
- Canon ZOOM LENS EF-S 55-250mm 1:4-5.6 IS(望遠レンズ)
こんなの一眼レフとは呼べないようなものだ!と言われるかもしれませんが、
せっかくの旅先での写真撮影をされるなら美しく残せるように
高いものではなくても、ちょっとした一眼レフをもって出かけてみるといいと思います。
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