姫路観光の見所・ポイントを徹底的に解説しています。姫路城だけでなく姫路に来た際に役に立つ周辺情報もご紹介しています。

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三ツ波(みつなみ)の鬼瓦

姫路城内には特徴的なデザインの鬼瓦が紛れています。
姫路城に来て天守を見ない人はまずいませんので「三ツ波の鬼瓦」は必ず視野には入っていますが、
肉眼ではあまりよく見えず、観光で来られた時に来にする人はあまりいないかもしれません。
ここでは姫路城で大天守の大棟にも使われている「三ツ波の鬼瓦」についてご紹介します。

 

三ツ波(みつなみ)の鬼瓦

「三ツ波の鬼瓦」の鬼瓦は大天守の4か所で見ることができます。
ちなみに「三ツ波」に関してもこれが正式な名称というわけではなく、
姫路城の鬼瓦の種類として紹介される際に、そう呼ばれている程度のことだと思ってください。
水のモチーフを用いることで、火災から守ってもらうという祈りから使われていると聞きます。

これが「三ツ波の鬼瓦」です。

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角度はあった方が見やすい(にの門内北)・三ツ波の鬼瓦

 

といってもこれが曲者というか、大天守の東西大千鳥破風(大屋根)の端2か所と、
大天守最上階の棟の端(鯱の直下)の2か所にあります。

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大天守の4か所に三ツ波・三ツ波の鬼瓦

 

何と言っても、見上げてみると分かりますが距離が遠いのです。
ズームは必須で私は現在270mmズームレンズでセコセコやっていますが、
もっと300や400mmクラスが欲しい所です。

 

喜斎門跡から三ツ波を狙う

この日はこの「三ツ波の鬼瓦」のいい撮影場所はないかと早朝からの撮影に挑みました。
東面は朝の光で綺麗に撮る事ができ、喜斎門跡から狙えないか?と思ったからでした。

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大千鳥破風なら喜斎門と撮影開始・三ツ波の鬼瓦

 

いい天気に恵まれるかと思いきや、曇天の朝となり、
柔らかな天空光の朝になったばかりか、そもそも喜斎門跡からでは到底遠すぎるという・・・
全然、届きません。

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早速遠すぎる喜斎門跡と大千鳥・三ツ波の鬼瓦

 

備前門外から三ツ波を狙う

ならば同じ東面でチャレンジするかと、備前門の外。
備前丸の石垣下付近から見上げてみます。

降閣ルートとして天守を見た後に、お菊井戸へ向かう際に皆さんが通る場所になります。
振り返ってみると、迫力ある天守が楽しめます。

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備前門外からの見上・三ツ波の鬼瓦

 

※上の写真は撮影日が違います。
この日に見上げた感じがこういう角度になります。

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大千鳥を狙う(備前門外)・三ツ波の鬼瓦

 

三ツ波に狙いを定めます。
うーん、まぁこれでもいいような・・・。どこか府に落ちない感。

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丸瓦が邪魔(備前門外)・三ツ波の鬼瓦

 

備前丸西から三ツ波を狙う

東側は撮影できる場所が少ない為、残りは午後の西の光で西面狙いに切り替えます。
備前丸の西側に立ち、天守を見上げます。

結構人気のアングルかと思います。

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備前丸西からの見上・三ツ波の鬼瓦

 

※上の写真は撮影日が違います。
大千鳥破風の角度はこんな感じです。

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大千鳥を狙う(備前丸西)・三ツ波の鬼瓦

 

ちなみに天気がスコーンと晴れて光が強くさせば鮮やかな感じにもなりますが・・・
この時は「兎毛通(うのけどおし)」狙いで、三ツ波ノーマークというお粗末な結果でした。
やっぱりここから狙いがいいのかなぁ、ともこの写真では思いました。

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日差しが良ければ綺麗な匂いも・三ツ波の鬼瓦

 

で、似た場所から撮影すると・・・
まぁ三ツ波が見えてると言えば見えてていいような気もしますが、見上の角度がきつい感じですね。
光ってアングルの悪ささえカバーする威力ありますね^^(これは微妙・・・運ですね)

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やはり丸瓦が邪魔に(備前丸西)・三ツ波の鬼瓦

 

大天守最上階大屋根の三ツ波は割愛

ちなみに大天守の最上階大屋根の端部に付く「三ツ波の鬼瓦」に触れていませんが、
なにせ大天守最上階では距離が遠すぎるわ、見上げる角度がきついわで、
思うように撮れる場所がありませんので、割愛してます。

おそらく「超望遠レンズ(400mm超)+三脚使用(要撮影許可)」で寄って撮れば、
如何様にも撮れるとは思いますけども。

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大天守大棟の鬼瓦も三ツ波・三ツ波の鬼瓦

 

はの門内から三ツ波を狙う

となると、距離は伸びてもより仰角(見上角度)の低い場所から狙った方がいいかと、
「はの門」の内側、官兵衛の十字瓦でおなじみの「乾曲輪」から狙います。

見上げた感じがコレ。
もうどれが大千鳥破風?っていうアングルですが、チラリと見えています。

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はの門内からの見上・三ツ波の鬼瓦

 

寄ってみると手前の丸瓦がドン被り・・・。
いや、これが肉眼じゃさっぱり見えないのですよ。
撮ってみて初めて「あ゛」って。

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丸瓦が大かぶり(はの門内)・三ツ波の鬼瓦

 

にの門内から三ツ波を狙う

ならば、にの門を通り、にの門内(「西北腰曲輪」と呼ばれる)から見上げます。
これなら角度もついて少し高台で距離も近づきます。

これもまたチラ見。

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にの門内からの見上・三ツ波の鬼瓦

 

狙うと、まずまずな感じかなというアングルになります。
手前の屋根が邪魔に映り込むのが困りものですが。

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微妙にかぶるが波は見える(にの門内)・三ツ波の鬼瓦

 

ちなみに、こうやって撮影を観光客の皆さまとは明後日の方向をむいてカメラを向けてますので、
本当にチラチラと「何やってんだ?この人?」という視線がよく刺さります(笑)
周りはこんな感じ(下の写真)で観光の方々がいっぱいいるのです。実際は。

そして、この写真の右の方の所に入って撮影したかったのですが、
この日時点では立入禁止の規制線が引かれていて、入る事ができませんでした。

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実際はこんな感じの中撮影・三ツ波の鬼瓦

 

この場所でもいっかと撮ったのがこれ。
まぁ、これである程度は三ツ波らしくて十分かなという写真になりました。

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角度はあった方が見やすい(にの門内北)・三ツ波の鬼瓦

 

でも実は、試したかったのは、このアングル。
※これが現在の規制線内の場所で以前撮った時の角度です。

連立式天守の重なりと、さらに前面に大きく重なる「二の櫓」が格好いいアングルです。

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本当はこのアングル狙いだったが・三ツ波の鬼瓦

 

単純に拡大して切り抜き(トリム)しただけではイメージが沸かないですが、
たぶん周りに邪魔なものが入らず綺麗に撮れそうな気がするんですけどね^^

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少しはマシになる気もするが・三ツ波の鬼瓦

 

これからは花見シーズン。(2018/03/06現在)
姫路城内の立入禁止エリアが地味に増えて、行動範囲が制限されてくることが予想されます。

また規制線が減るのは年末って頃ですかね。
継続して狙っていきます!

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その他の姫路城内でみられる鬼瓦

姫路城内の鬼瓦には特徴的なデザインが何種類かありますが、
気になるようでしたら以下のデザインの鬼瓦も探してみると面白いかもしれません。

 

ボソっと独り言。
たぶん、こういうサイト運営って一括りで「ブロガー」って事になるんだと思いますが、
結構地味な作業の積み重ねなんですよ。
見ての通りですが、そして孤独で寒いし、暑い。サラリーマンの方が遥かに楽でしたよ^^;

これも1回1,000円の入城料払って、1客として何度も撮影にチャレンジするわけで。
実際、当サイトは全くの大赤字サイトなんですよね(笑)
それでも何だか続けてしまう、趣味の域だなぁと思う最近です。。。
運営費くらいは賄えるといいんですけどねぇ。

 


公開日:

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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