十字紋(じゅうじもん)の鬼瓦
姫路城内には特徴的なデザインの鬼瓦が紛れています。
写真撮影で大人気の「はの門南方土塀」を上って
「はの門」を潜ったエリア「乾曲輪」から見上げると「十字紋の鬼瓦」が見えます。
姫路城のみどころスポットにも紹介されている通称「官兵衛の十字瓦」です。
軍師官兵衛の放送されていた頃は多少話題になっていたような感じですが、
最近は見上げる人も少なくなって、総スルーな状態です。。。
お時間があるようでしたら、まっすぐ登閣せずにちょっと立ち止まってみませんか?
概要(見出し)
十字紋(じゅうじもん)の鬼瓦/官兵衛の十字瓦(かんべえのじゅうじかわら)
「十字紋の鬼瓦」は「十字架」をモチーフにしたとされる鬼瓦です。
和瓦にキリスト教のシンボルである「十字架」があしらわれた珍しい瓦です。
「十字紋の鬼瓦」は「にの門」の西面でみることができます。
「乾曲輪(はの門内)」に立ち「にの門」を見上げてみると、
鬼瓦に「十字架」の マークが見えます。
ズームで寄っていますが鬼瓦に「十字架」というアンマッチが、
姫路城の見どころとして「十字紋の鬼瓦」が紹介されている理由です。
キリシタンだったと言われる官兵衛
NHK軍師官兵衛で名前が少し有名になった「官兵衛」ですが、
キリシタンだったという話です。
姫路城でグランドオープン前に配布されていたパンフレットには、
見どころスポットとして以下のように書かれていました。
十字紋の鬼瓦(じゅうじもんのおにがわら)
官兵衛はキリスト教に入信。洗礼名「シメオン」。
官兵衛と姫路城
歴史に詳しい方であれば姫路城(三層の秀吉・太閤丸の頃)と官兵衛の関係性はご存知かと思いますが、
「乾曲輪」に置かれていた「官兵衛ゆかりの地」パネルには以下のように書かれています。
部分的に拡大します。
●姫路城 現在の姫路城は関ケ原の合戦の後に池田輝政が築いたものだが、『姫路城史』によれば黒田氏の時代にも官兵衛の祖父・重隆と父・職隆が築いた小さな城があり、ここで天文15年(1546〔478 年前〕)11月29日に誕生。天正8年(1580〔444 年前)の三木城落城後、官兵衛は姫路城こそ中国攻めの拠点にふさわしいと秀吉に明け渡し、秀吉はここに三重の望楼式天守を持つ姫路城を築き、天下取りの足掛かりとした。
官兵衛は城造りの名手と言われており、秀吉が三層の天守を持つ姫路城を築いた際に、築城責任者に命じられた。現在の姫路城には、野面積みの石垣が上山里下段、菱の門東側等に残されている。
官兵衛にフォーカスして見て回るなら
「官兵衛」にフォーカスして見て回るなら「パンフレット | ひめのみち」サイトにて、
上のパネルにかかれた、ゆかりの地を回るプランが紹介されています。
『黒田官兵衛ゆかりの地めぐり』(6コース)
歴史に名を残した秀吉の軍師である官兵衛の足跡を訪ねるマップです。
※現在、在庫がないためダウンロードしてご利用ください
【掲載内容】
◆広峰 ◆妻鹿 ◆御着 ◆書写 ◆英賀 ◆青山【ダウンロード】
広峰(6.84MB)
妻鹿(5.22MB)
御着(6.14MB)
書写(6.39MB)
英賀(5.59MB)
青山(5.96MB)
こうしたプランを参考に姫路城の後のプラン計画を考えると、
よりご旅行を有意義にして頂けるのではないかと思います。
「官兵衛」って?という方に
歴史って難しいですし、人の名前ばかり。
私はあまり元々歴史に興味がなかったのですが、最初に歴史に興味を持つのにいいなぁと思ったのが、
映画「清須会議」
歴史好きからしたら邪道だと言われそうだし、デフォルメも誇張もされているのは分かります。
でも、やっぱり「面白い」と思わせてくれるこの映画は、歴史にきっかけを持ついい素材だと思います。
三谷ワールドだなぁと。
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以下は清須会議のワンシーンですが、
左「羽柴秀吉」〔大泉 洋(おおいずみ よう)氏〕
右「黒田官兵衛」〔寺島 進(てらじま すすむ)氏〕
映画内でも官兵衛がいい味を出して描かれています。
※個人的にはキリシタンな匂いが全然しないので、隠れキリシタンらしさが出てるかも(笑)
ちなみに映画内で、佐藤 浩市(さとう こういち)氏が演じた「池田 恒興」は、
現在の姫路城五層天守を建てた「池田 輝政」の父という事になります。
(写真)
左:柴田 勝家 役〔役所 広司(やくしょ こうじ)氏〕
中:池田 恒興 役〔佐藤 浩市(さとう こういち)氏〕
右:丹波 長秀 役〔小日向 文世(こひなた ふみよ)氏〕
兵庫とゆかりのある池田家もこうしてドラマ仕立てで見ていると面白いなと思います。
映画「清須会議」の登場人物の配役・キャスト。
(出典)映画『清須会議』公式サイト〔既にリンク切れ〕/映画「清須会議」をこれから観る人にこれだけはおすすめしたいこと | いぬと海
たまにはいかがです?
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その他の姫路城内でみられる鬼瓦
姫路城内の鬼瓦には特徴的なデザインが何種類かありますが、
気になるようでしたら以下のデザインの鬼瓦も探してみると面白いかもしれません。
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