【満開! 開催中4.8(土)まで】姫路城 夜桜会「千姫の庭、光の戯れ」

2022年も桜シーズンに突入し、姫路城の恒例イベント夜桜会が始まりました。
社会情勢にも多くの人が慣れて、2022年は多くの方が夜桜会を楽しんでいました。
初日（2022/04/02）の開催模様から、観覧時の運用や注意点などを交え、
ご紹介していきます。

弊サイトは長らくイベント等の情報発信を休止したりしておりました。
社会情勢的にイベントを報じることは、ちぐはぐな気がしていた為です。
もちろんイベント自体の取材はしておりますので、
追って過去イベントも少しずつアーカイブ的に紹介していきたいと思っています。

姫路城 夜桜会「千姫の庭、光の戯れ」

2022年の夜桜会は数年前にあったような、
ライトアップが色鮮やかなサーチライトで照らされる趣向になっていました。

西の丸レの渡櫓北西角・姫路城夜桜会2022.4.2

公式のイベント概要については、姫路市さんのサイトでご確認いただけます。

姫路城夜桜会「千姫の庭、光の戯れ」の開催について

姫路城夜桜会「千姫の庭、光の戯れ」の開催
「日本さくら名所100選」に選ばれている姫路城の西の丸庭園において、姫路城夜桜会「千姫の庭、光の戯れ」を開催いたします。

趣旨・目的：
姫路城が最も美しい桜の季節に夜桜会を開催し、姫路城の夜間の魅力を発信するとともに滞在型観光の推進を図ります。また、新型コロナウィルス感染拡大防止対策として、「新しい生活様式」を取り入れた運営を行います。

期間：令和4年4月2日（土曜日）から令和4年4月9日（土曜日）まで
時間：午後6時30分から午後9時00分まで（最終入城は午後8時30分まで）
開催場所：姫路城有料区域（西の丸庭園ほか）
観覧料：料金  大人 600円／小人（小学生・中学生・高校生） 200円／未就学児 無料

主な演出：
白亜の大天守を背景に、ソメイヨシノや枝垂桜など約70本のライトアップのほか、白壁へのプロジェクションマッピングやムービングライトによるカラーライティングや「竹灯籠制作集団　竹一族の陰謀」による竹灯籠など、城と桜と光の音の共演をお楽しみいただけます。

公式：姫路城夜桜会「千姫の庭、光の戯れ」の開催について

アーカイブ：https://www.evernote.com/shard/s493/u/0/sh/0c721b9c-41e1-4d60-b0fa-314e4c219715/c228650f983fff5fee5d722a903ea208

城内入口・姫路城夜桜会2022.4.2

イベント参加は事前予約の整理券制

開催概要によると
「18:30 から 21:00 まで（最終入城は 20:30 まで）」となっています。

ですが、こちらのイベントは整理券予約制になっています。
社会情勢に合わせた、混雑回避を目的としているようです。

2022.03.15 【姫路城夜桜会「千姫の庭、光の戯れ」の開催について】

今年は竹灯籠はじめ、城と桜と光の共演をお楽しみいただけます。
日本の美を象徴する幻想的な空間を是非ご覧ください。

＜期間＞2022年4月2日（土）から4月9日（土）
＜時間＞18：30～21：00（最終入城は20：30まで）
＜開催場所＞姫路城有料区域（西の丸庭園ほか）
＜観覧料＞大人６００円、小人２００円、未就学児無料
＜観覧申込＞
感染症対策のため【日時指定WEB整理券】を取得のうえ、ご来城ください。
⇒　外部サイト「アソビュー」https://www.asoview.com/item/ticket/ticket0000007424/

姫路城夜桜会「千姫の庭、光の戯れ」告知

（引用）姫路城便覧｜姫路城管理事務所｜姫路市

整理券予約枠は無料、４時間帯から選択

整理券の事前予約は、
Webからのチケット購入サイト「アソビュー」を介して行います。

以下の個人情報を入力して、ユーザー登録は必要ですが、
このイベント自体の整理券発行は無料（別途、入城時は有料）ですので、
クレジットカード等は必要ありません。

• 氏名(必須)
• フリガナ(必須)
• 電話番号(必須)
• 性別(必須)
• 生年月日(必須)
• 郵便番号(必須)
• 都道府県(必須)

時間帯の選択肢は、このようになっています。

• 18:30 ～ 19:00
• 19:00 ～ 19:30
• 19:30 ～ 20:00
• 20:00 ～ 20:30（最終入城時刻）

姫路城夜桜会「千姫の庭、光の戯れ」アソビュー時間帯選択

最終入城の20:30ギリギリの入城も可能ですが、
イベント終了時刻は21:00となっていますので、
余裕をもって入城された方がいいでしょう。

整理券予約時間帯別に入城口前に並んで待つ

姫路城の入城口（チケット販売所／大手改札）の前の
迎賓館東側に並んで、入城の案内がされるまで待ちます。

並んでいる列が進んで、チケット購入の開始されるのは、
概ね、予約入場時間の10分～15分前くらいになります。

入城口に登る階段下部分で、
アソビューの予約QRコードを提示し、リーダーで読み取ってもらい進みます。

同行者の人数が多い場合には、人数分を読み取る必要がありますが、
アソビュー予約管理メニューからQRコードを表示すると、
全員分をスクロールして表示可能ですので、
順にスクロールして、全QRコードを読んでもらいましょう。

QRコードの表示画面は、列に並んでいる間に表示して用意しておきます。

PCなどで整理券購入を行って、
現地でスマートフォンで表示しようとして手間を取ったりしないよう、
事前に、自宅でスマホもログインして、
QRコードの表示確認しておくと安心でしょう。

イベントチケット購入は、有人の窓口３つ

入城口で並び、チケット購入しますが、
現金専用窓口１つ、電子決済窓口２つの運用になっていました。（4.2現在）

電子決済（クレカ・交通IC等）の利用者がかなり多く、
現金窓口がサクサク空いていく感じで、
現金のお客様はどうぞ、と多少の順番抜かしができるくらいでした。

窓口自体は、通常の姫路城入城券購入の有人窓口です。
今回は自動券売機のイベント利用はされていませんでした。

夜桜会（城内）は概ね一方通行、再巡回可能

姫路城内へ入り、最初の櫓門である「菱の門（改修工事中）」を潜り、
三国濠エリアに入ってすぐ、西（左）へ進み、
西の丸庭園へ上るスロープ階段へ進む順路になっています。

西の丸庭園内においては、フリー移動が可能になっていました。

姫路城夜桜会「千姫の庭、光の戯れ」順路マップ

（イベント詳細）姫路城夜桜会「千姫の庭、光の戯れ」のご案内　【事前予約受付中です！】 | 姫路城公式サイト
（公式リーフレット）https://www.city.himeji.lg.jp/castle/cmsfiles/contents/0000020/20096/senniwa.pdf
（PDFアーカイブ）姫路城夜桜会「千姫の庭、光の戯れ」のご案内　【事前予約受付中です！】 | 姫路城公式サイト

入城時間帯の注意（日没後暗くなるまで）

4.2（土）の初日、私は19:30～の会で入城をしましたが、
この日は、19:00頃までは空が薄明るいマジックアワーになっていました。

日の入りの時刻自体は、18:23 となっています。
そこから暗くなるまで、30分ほどかかっています。

2022年4月2日土曜日 (JST) 18:23

（引用）姫路城夜桜会「千姫の庭、光の戯れ」のご案内　【事前予約受付中です！】 | 姫路城公式サイト

18:40 時点の三の丸広場で空はまだ、明るく照らされています。
その為、18:30に入城しても、
ライトアップが映える漆黒の空にはまだなっていません。

入城後にしばらく暗くなるまで待ったりする必要があるかもしれません。

三の丸広場18：40頃・姫路城夜桜会2022.4.2

グループ入れ替え制は、不採用（自由行動）

以前の姫路城イベントでは、
こうした事前予約グループによる入城時に、
グループで観覧する運用になっていたことがありました。
※観光ツアーのようなイメージです

しかし今回は入城後は、自由行動です。

長く城内に留まって、じっくり撮影することも可能です。
ただし、時間帯が遅くなるほどに、寒いです。

三国濠曲輪・姫路城夜桜会2022.4.2

順路一方通行も、最終入城（20:30)までは再巡回可能

西の丸庭園を南側のスロープ階段から上がり、
北側の化粧櫓脇から戻り、ろの門、いの門と潜り、三国濠に戻ります。

行きと帰りで、三国濠の菱の門前で交錯します。

ここで菱の門を潜れば退城することになりますが、
まだ見逃したエリアがある場合は、再度西の丸庭園へ戻って、
２周目、３周目と順路通りであるかぎりは、回ることができます。

お目当てのスポットを撮れなかった場合は、
一度周回してしまってから、再トライするのも一案です。

但し、原則20:30の最終入場者が菱の門を通過すると、
それ以降、西の丸庭園に、新たに入ることはできなくなります。

それまでに、滑り込んでおきましょう。

西の丸南門跡・姫路城夜桜会2022.4.2

ご覧の通り、西の丸庭園南門（入口スロープ）を登る人が居なくなっています。

気持ち的には坂下から撮りたいのですが、
ここはさすがに逆走することはできません、ので。

写真撮影のチャンスは、最終入城者締め切り後の30分

最終入城者が20:30に入り、西の丸庭園への入場が閉鎖された後は、
理論上は、西の丸庭園に滞在する人数は、減り続けます。

イベントの終了が21:00までの為、
時間との勝負にはなりますが、そこからは写真撮影がしやすくなります。

人が居なくなっている場所を選びつつ、
引いたアングルで、大きく庭園内、姫路城、桜を収めて撮れます。

西の丸ヨの渡櫓南・姫路城夜桜会2022.4.2

4.2（土）の退城アナウンス（ケツ叩き）は寛容でした

通常、ナイトイベントに限らず、姫路城では閉城時間が迫ると、
残り時間15分や、10分になると、
激し目に退城を促されて「お急ぎくださーい！」と追い立てられます笑（当然です）

いつも最終の退城防衛ラインに押されて退場するような
撮影をさせて頂いておりますので、
今回の夜桜会も、概ねそのつもりで撮影しておりました。

しかし社会情勢がアレでして、
イベントも今までままならない２年だったせいか、
今回は、少し柔軟に、城内での滞在をより楽しんでもらうような空気で、
21時を過ぎても、寛容に多くの人が撮影を楽しまれていました。

西の丸レの渡櫓北西角・姫路城夜桜会2022.4.2

私が三国濠で「皆さま、撮影はあと１枚でお願いしまーす」と言われ、
最後にシャッターを切った時間が、21:11 でした。

まだ城内に残っていた人はいましたので、
概ね、21:15ごろまでは退城延長をしてくださっていた感じでした。

初日だけか、今後もされるのかは分かりませんが、
ゆっくり桜を楽しむことができる平和、
楽しんでもらう事ができる平和

そんな平和を噛みしめているような、
運営になっているようにも感じました。（勝手な推測）

西の丸ワの櫓前・姫路城夜桜会2022.4.2

4.2（土）に姫路市発表の満開宣言、桜は4.7（木）までか！？

夜桜会と観桜会の開催日、2022.04.02（土）に、
姫路市より、姫路城内標準木基準において、満開宣言が発表されました。

満開宣言とは、標準木が概ね８割開花した時点で発表されます。
その為、本日は概ね【８分咲き】であったと言えます。

これから数日、完全に満開の株が咲きそろって、
声が漏れてしまうほどの満開の桜が楽しめるようになっていきます。

週間予報（4.03 時点）を確認しますと、
2022.04.08（金）に、雨予報が出始めています。

姫路週間予報（4.03 時点）

（引用）姫路・天気

このままいくと、満開から花びらの根元が赤くなって散り始める花が、
雨で落とされてくるタイミングになっていきそうです。

風が強くなる日がなければ、木曜くらいまでは、
多くの株で、満開の桜を楽しむことができそうです。

西の丸レの渡櫓横・姫路城夜桜会2022.4.2

この２年、社会情勢が落ち着かない様相で、
姫路城も大天守に登れない期間があったり、閉城したりと様々な事がありました。

開いては、閉じて、登れたり、登れなかったり。

緊急事態宣言（１回目）解除後の最低入城者記録

当時、緊急事態宣言下の桜が満開の時期
姫路城の桜を撮影に行ったものの、
サイトでは紹介する気持ちにはなれずお蔵入りさせたままの写真があります

緊急事態宣言直前の満開の姫路城 三の丸広場の桜です。

三の丸広場南－西向き・姫路城・2020.3.31 桜（緊急事態宣言直前）

ちらほら人はいるのですが、この状態でした。

城内はもっと人が少なく、
スタッフさんの方が人数が多いという状態でした。

三国濠東向き・姫路城・2020.3.31 桜（緊急事態宣言直前）

その頃には、ひっそりと姫路城の入場者数の最低記録を叩き出していました。

一日の入城者が、95人

という日があったそうです。
※90人だったかも… ちょっと伝聞なので忘れちゃいました。

緊急事態宣言解除後、開城初日とのことでした。
令和2年5月10日 まで閉城アナウンスでしたので、
翌月曜11日ごろと推定されます。

緊急事態宣言といえば2020年のこの桜の状態がスタートでした。

三の丸広場南－西向き・姫路城・2020.4.7 桜（緊急事態宣言発出日）

多少、宣言直前に比べ、人は増えていますが、
これでも信じられない人のなさでした。

城内のこの人気スポットで、この状態で撮影できてしまうとは、、です。
ここ、通常は人の頭しか撮れません笑

はの門南方土塀－将軍坂・姫路城・2020.4.7 桜（緊急事態宣言発出日）

桜が平和の象徴である意味を知った2020年

最初の緊急事態宣言で姫路城に行ったとき、
人が全然いない。という現実を体験して思いました。
（その数日後に閉城して入れなくなりました）

その時、桜が平和の象徴として、
何故、日本で愛されている花なのか？という事を感じました。

桜が平和の象徴なのではなくて、
平和でなければ、桜でさえも、誰も見上げて楽しまないのです。

楽しめないのです。

当たり前に毎年咲く桜を、多くの人が集まり、見上げて、漏れ出る歓声。

それが平和の証なんだなと。

綺麗な桜を、毎年変わらず多くの人が見上げて過ごす。

桜を平和の象徴だと決めた人は、
恐らく桜ではなく、皆が見上げて楽しむ光景こそ平和の象徴だと。

そう感じたのではないかなとこの時思いました。

この満開の桜に、誰も集まらず、誰も見上げていない光景は、
とても怖かったです。

撮影者としてはこの上ない最高のコンディションである事は確かです。
もちろん密になりようもありません。

ですがシャッターを切りながら、
少し涙ぐんだ瞬間があったのを覚えています。

今年2022年は、大変多くの方が、姫路城に来て、
満開の綺麗な桜を見上げ、
マスク越しではありますが笑顔が漏れています。

いつまでも当たり前に、
桜を見上げてほほ笑むことができる日々が続くことを祈ります。

しんみりした終わり方ですみません。

いや、マジ怖かったっす、満開の姫路城に人が居ない光景・・・

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