歩いて行ける姫路城十景
姫路市民への公募にて平成6年(1994年)行われた世界遺産姫路城十景。
選定から20年、平成の大改修を2015年3月に終える節目に、
改めて「世界遺産姫路城十景」を回って確かめようと思い立ちました。
姫路城観光に訪れた際にちょっと足を伸ばして観に行ける
徒歩圏にある「姫路城十景」をご紹介します。
概要(見出し)
十景の全ポイント
以下に世界遺産姫路城十景の全ポイントを地図に落としています。
簡単に行けそうな場所も、ちょっと遠すぎるかなという場所も様々です。
それぞれのポイントが姫路城の大天守からどのくらいの距離があるのかも、
直線距離で示しています。
地図
移動距離と所要時間(およそ)
姫路城十景へ姫路城三の丸広場から移動した場合に、
近い順でご紹介します。
ちょっと時間が空いたような時には足を延ばして観に行ってみると、
また違った姫路城に出会えるかもしれません。
アイコン | スポット名 | 移動距離(km) | 所要時間 |
---|---|---|---|
②三の丸広場 | 0 km | 00 分 | |
③城見台公園 | 432 m | 05 分 | |
④美術館(前庭) | 624 m | 07 分 | |
⑦景福寺公園 | 843 m | 10 分 | |
⑤シロトピア記念公園(ふるさとの森) | 1 km | 12 分 | |
⑥男山配水池公園(山頂) | 1 km | 14 分 | |
①大手前通り(JR姫路駅前) | 1 km | 16 分 |
※ルート・距離・時間はGoogleMap上で求められた三の丸広場からのおよその時間を示します。
※徒歩のルートは各スポットの詳細投稿側でご紹介しています。
旅の予定を少し変更していかれる際には、
時間に十分余裕をもって行くようにお願いします。
感覚的にはもう少し時間がかかりそうな印象があります。
帰り道の時間を考慮しても上記の3倍程度の時間的余裕が最低必要かなと思います。
歩いて行ける姫路城十景
②三の丸広場
三の丸広場は姫路城の観光に訪れて
「次はどこへ?」となった時のスタート地点にした場所です。
当然ですがこの三の丸広場も「世界遺産姫路城十景」の一つです。
単に姫路城が綺麗だと感じるだけでなく、
十景の一つとして見てみるとまた見え方も違ってくるかもしれません。
夕食後などに夜景の姫路城を見に行くのも悪くないでしょう。
昼間とはまた違った姫路城を楽しめます。
③城見台公園
三の丸広場から一旦、大手門をくぐって外に出ると、
流れは大手前公園や大河ドラマ館へと行きがちです。
そこを東の姫路護国神社方向へ進むと城見台公園があります。
あまり観光の方は来られないことが多いのか、
記念撮影をされている方も結構稀です。
だからこそ三の丸広場よりも落ち着いて記念撮影が行えます。
④美術館(前庭)
美術館前も観光客があまり足を延ばさないエリアで、
地元の人や写真撮影目当ての人がちらほらいる程度です。
美術館の赤レンガ越しにそびえ立つ姫路城が美しいスポットです。
姫路城の東面が見えますので姫路城のエリア内からはあまり見ない側になります。
人物を一緒に収めた記念撮影も人が少なく撮りやすいと思います。
⑦景福寺公園
姫路城を高台から眺めたいと思った時に、
気軽に来れるのがこの景福寺公園です。
人が少なくあまり目につかない場所なので、
女性一人で来るには少し不安のある場所ですが、
複数人でちょっと高台に登ってみようという感覚で行けます。
西の丸の櫓群が見渡せる開放感のあるスポットです。
⑤シロトピア記念公園(ふるさとの森)
姫路城の北側の公園でこちらもあまり観光客はみられません。
地元の人が散歩をしたりするような開放感のある広い公園です。
少々木々が多いので撮影場所に迷う部分はありますが、
グラウンドの真ん中からの眺めは姫路城の北側を正面に望めます。
⑥男山配水池公園(山頂)
せっかくの旅行で足腰に自身があればぜひ登って欲しいのが、
この男山配水池公園です。
階段の上りがきつく、一気に昇りきるのがしんどく途中で休み休みになるかもしれません。
198段を頑張って登りましょう。
ですが、昇りきった先に見える姫路城の眺望は絶景です。
公園と言っても、水道設備の一環なので何かあるわけではありません。
眺望を楽しむための高台です。
①大手前通り(JR姫路駅前)
大手前通りは電車などで姫路に来られた際には、
帰りにでも気軽に寄っていける城見台が新しく作られています。
「世界遺産姫路城十景」の選考時にはこのスポットはありませんでしたが、
現在は再開発が行われ、誰でも気軽に城見台からの姫路城を見ることができます。
車で行く姫路城十景
世界遺産姫路城十景には車などの交通手段がないと行けない距離がある場所もあります。
そうした場所は当然、距離が離れていますので、
姫路城を見るというよりも、別の目的があっていく場所かもしれません。
ですが、距離があることによる開放感と、
平野にそびえた姫路城もまた違った魅力があります。
歩いて行ける範囲でも魅力的なスポットが
地元の人にとって姫路城はあって当然。
これといって珍しくもなく、いつも見ているものです。
私も姫路に住むことになってからは、
姫路城は珍しいものではないように感じていました。
ですが、いざ姫路城に行って見てみると、
姫路城のエリア内からみる姫路城では物足りなくなりました。
常に見上げるアングルが一般的で、
開けたビューと言えば西の丸から眺めるくらいのものでした。
しかし、高台から姫路城を見たりする情報が意外と少なく、
最初のうちはこの「世界遺産姫路城十景」も知りませんでした。
実際姫路城十景を調べていくと、
徒歩でいけるような近場にも高台から姫路城を見られるポイントがあるものです。
せっかくの旅です。
一度の旅でいろんなポイントから姫路城を見てみると、
また違った印象で旅を彩ることができるかもしれません。
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