③城見台公園・世界遺産姫路城十景

「世界遺産姫路城十景」に登録されているスポットに「③城見台公園」があります。
このスポットは姫路城を南東から斜めに眺めることができるスポットで、
ちょっと上がった高台に登って撮影することができます。
※この高台は城見台公園が作られた当初は噴水だったようです。

世界遺産姫路城十景③城見台公園

姫路城十景の公募が行われた際の広報ひめじでは以下のように紹介されています。

城見台公園

噴水の前あたりからは、安定感のある姿が。まるで舞台の上の巨大なセットのように思えます。

引用：世界遺産姫路城十景とは（広報ひめじ95年1月号）(PDF形式; 5030KB)
2018/3/3訂正：PDFのURL変更に伴って以下でご確認ください。
(引用) 世界遺産姫路城十景とは（広報ひめじ95年1月号）(PDF形式; 5030KB)
(アーカイブ) 世界遺産姫路城十景とは（広報ひめじ95年1月号）(PDF形式; 5030KB)

城見台公園は大手門から５分もかからずに行ける場所であるにも関わらず、
人の流れからは外れているせいか、あまり観光客が多くいる場所ではありません。

地元の人が散歩で通り過ぎたり、通学の学生が通過するといったような、
生活者の流れが多いような印象です。

姫路城の撮影には周囲の木々が大きく育ってきていることもあって、
城の下部石垣の多くは隠れてしまいますが、右斜めからの姫路城を撮影することができます。

場所

場所は大手前公園から「姫路城前」交差点を渡ったら、
左の桜門橋（さくらもんばし）方向へは行かず、右の護国神社方向へ進みます。
次の交差点が「城見台公園前」です。
交差点の左手前の角に城見台公園があります。

城見台公園

右斜め(南東)からの姫路城は姫路城十景ではこのポイントのみになります。

また南東方向は平野・川などが広がっている地形的要素もあり、
あまり姫路城を見渡せる高台などが少ないので、貴重な撮影スポットになります。

直線距離では大天守まで、約446mあります。
標高は約16.4mです。

石碑

城見台公園にも「世界遺産姫路城十景・石碑」があります。
「鯱」のシンボルが目立つのであまり目がいかない印象ですが、
鯱の右奥に石碑が設置されています。

※木の根元にある四角い石が石碑です。

姫路城十景・城見台公園

碑には以下のように書かれています。

③城見台公園石碑

城見台公園

噴水の前あたりからは、安定感のある姫路城が見えます。まるで舞台の上の巨大なセットのようです。

撮影イメージ

大手前広場の撮影では姫路城の天守群を切り抜いて撮影したり、
世界遺産碑を入れて姫路城の広大さを表現したりと様々な撮影が行えます。

姫路市のサイトでは春の桜とともに城見台公園のシンボル・鯱とともに、
姫路城を収めたアングルで紹介されています。

姫路城十景・城見台公園（出典：姫路市）

出典：姫路市｜世界遺産姫路城十景

城見台公園の基本撮影です。こちらは季節が秋になります。

城見台公園と姫路城

城見台に上がって（旧噴水？）姫路城の撮影を行っています。

姫路城遠景

寄ってみると南東からの角度がついた姫路城が撮影できます。
個人的には、午前中の東の光で撮影すると姫路城へ光が当たって綺麗だと思います。

姫路城ズーム

噴水はあったのか？

この石碑にも書かれている「噴水の前から・・・」という記述ですが、
城見台公園が設置された当初はおそらく噴水だったのでしょう。

市役所のご担当の方に聞いても明確な回答は得られませんでした。

「2008年ごろに城見台公園の工事をしていた」という話も聞きましたので、
平成の大改修のちょっと前頃に噴水の撤去と埋め立てをしてしまったのかもしれません。

現在もその名残を確認することができます。

城見台に登ってみると・・・

天面部分には何らかの配管のようなものを埋めた跡があります。
ここから水が出ていたのかはわかりません。
（何かが立っていただけかもしれません）

城見台天面の修復穴

下部の石に囲まれた芝の部分は以前は水がはってあったようです。
しばらくは水たまりになっていたようですが、現在はすべて芝生になっています。

城見台周囲の芝生と水イメージ

※水色に塗った部分は画像修正です。本来は芝になっています。

噴水の維持には当然コストがかかるのでしょうし、
噴水を止めて水たまりにしておくのもあまり綺麗ではないのかもしれません。

でもやっぱり噴水があった方が個人的にはいい雰囲気だろうなと感じます。

すこし残念です。
2015/04/07追記

青の姫路城十景を追加しました。

2015/05/19追記
夜景の姫路城十景を追加しました。

2016/09/21追記
オレンジライトアップの姫路城を追加しました。

DATA

※標高、緯度、経度情報は、地理院地図によるおよそのポイントから算出。
※直線距離はGoogleMap上にてポイントと大天守中央を結ぶおよその距離で算出。