破風の間(はふのま)
姫路城の大天守2階には入母屋・千鳥破風内を、
内室などではなく空間をそのままスペースとして活用している
「破風の間(はふのま)」が設けられています。
破風の間(はふのま)・大天守2階
大天守2階には入母屋・千鳥破風内のスペースを、
そのまま空間として利用した破風の間があります。
千鳥破風が設けられた高さと床の関係によっては、
千鳥破風内部が内室として利用される場合もありますが、
空間として豊かに利用ができる場所は、
屋根の傾斜天井をそのままみせたこうしたスペースが、
設けられる場合もあります。
破風の間は大天守2階の西面にあります。
大天守2階の案内板には以下のように書かれています。
破風の間(はふのま)
天守入口に架かる入母屋破風の屋根裏の空間です。格子窓の一つは開閉できるようになっています。
破風の間の天井は千鳥破風(ここを「入母屋破風」と表す場合もあります)の
傾斜をそのままにした空間になっています。
破風の間からは、西側からの採光などができるようになっています。
姫路城の外観では破風の間は、
「西小天守」との渡り櫓である「二の渡櫓」上部に設けられた、
千鳥破風の内部に設けられています。
破風には懸魚などが取り付けられて装飾が施されています。
大天守2階は以下でご紹介しています。
比翼千鳥破風内部・大天守4階
破風の間として明示はされていませんが、
大天守の4階、南北面には「比翼千鳥破風」が設けられています。
2階の破風の間同様に、
破風の内部を人が出入りできるスペースとして利用されています。
比翼千鳥破風については以下でご紹介しています。
大天守4階は以下でご紹介しています。
大千鳥破風内部・大天守3階
破風の間としては紹介されていませんし、
破風の内部とは意識しない限り気づきませんが、
大天守の3階には大千鳥破風の内部空間があります。
こうした空間も破風の間として解釈することもできます。
大天守3階は以下でご紹介しています。
破風の間は姫路城の外観のデザインを重厚なものにするとともに、
外部への守りや採光などに役立つ重要な機能を担っています。
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公開日:
最終更新日:2015/05/27