姫路観光の見所・ポイントを徹底的に解説しています。姫路城だけでなく姫路に来た際に役に立つ周辺情報もご紹介しています。

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六階・最上階(大天守)

姫路城の最上階(6階)は、姫路城に訪れたらやはり登りたい場所です。
大天守の最上階の見晴は絶景です。
また姫路空襲の後も奇跡的に残ったこの姫路城であることから、
現在では火災・災害などの災いの神として崇められる「長壁神社」があります。
また築城の計画段階では窓にする予定だった痕跡が発見されたことで、
壁となっている部分を「幻の窓」として紹介されています。

 

六階・最上階(大天守)

大天守の最上階(6階)は姫路城の南面から見た場合、
およそ以下のような位置にあたります。

連窓が特徴的に開けられているのがわかります。
望楼型天守の特徴です。

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大天守(階層割6階)

 

大天守の最上階に登るとすぐの部分に案内板が設置されています。

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姫路城大天守(6階)配置図



※矢印は順路を示します。
→(青)」は行き(登り・登閣)を示します。
→(赤)」は帰り(下り・降閣)を示します。
大天守内のルートは予告なく随時変更される場合があります。
内覧時に変更されていた場合には Twitter からご連絡頂けますと幸いです。

案内板

案内板が大天守西側に設置されています。

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大天守6階全体

 

案内板には見どころが紹介されています。

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姫路城大天守(6階)案内板

案内板に表示されているQRコードを読み取ると、
スマホでそのフロアの見どころなどの紹介を確認することができます。

方角表示ARマーカー

大天守では周囲の見晴を確認するための方位表示がされています。
またこの方位表示案内板は「姫路城大発見アプリ」に対応しています。

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運用中の東西南北ARマーカー

 

長壁神社

姫路城最上階のみどころに紹介されている長壁神社は、
様々な伝説などが残されている神社です。

現在では火災・災害の神様として崇められています。

案内板には以下のように記されています。

長壁(刑部)神社

姫山公園の地主神で、近代になって天守内で祀られるようになりました。江戸時代にはとの二門、との三門の間の小高い場所に鎮座していました。

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長壁神社・案内板詳細

 

長壁神社に関しては以下でご紹介しています。

 

幻の窓

幻の窓は歴史的な意味合いの名称ではなく、
現在は壁となっている、まさに幻となった窓があったことを示しています。

幻の窓

6階は壁面すべてに窓が開けられる予定でしたが、途中で設計が変更され、四隅の窓を塞いだことがわかりました。

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幻の窓・案内板詳細

 

幻の窓については以下でご紹介しています。

 

金色の六葉釘隠し

釘隠しはその名の通り、釘の跡を隠すための金物です。
その他にも装飾的な意味合いとしての飾り金物として取り付けられる場合もあります。

大天守内では「六葉釘隠し」と呼ばれる装飾が施された、
釘隠しを多く見かけることができます。

姫路城内で多く見かける六葉釘隠しですが、
大天守最上階の六葉釘隠しは、
金色が鮮やか(で、あっただろう)六葉釘隠しが施されています。

この金色の六葉釘隠しは大天守の6階のみで見ることができます。

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金箔押しの六葉釘隠し

 

六葉釘隠しは大天守1階でも紹介され(こちらは黒色)、
西の丸の化粧櫓内でも見ることができます。

 

書籍などでは、大天守6階の「六葉釘隠し」は、
「金箔押し」であるとの記述も見かけますが、

公式には大天守6階も、西の丸化粧櫓共に、
昭和の大改修以降、金メッキ仕上げに変更されており、
金箔押しの六葉釘隠しは現存していないとのことです。
(城郭研究室様ヒアリングによる)

 

大天守からの眺望

姫路城の大天守は望楼型天守とされ、最上階からの眺望は最高です。

周囲に高い建物が少ない姫路城周辺ですが、
大天守からは広く見渡すことができます。

西の丸方面を見ています。

壮大な百閒廊下、化粧櫓が見渡せます。

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西の丸眺望

 

南側は姫路駅方面です。
姫路駅方面を撮影する際にはこの鯱瓦を一緒に入れるアングルが定番です。

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姫路駅方面眺望

 

視線を下に向けると、
本丸(備前門丸)、二の丸、三の丸と一望できます。

人が本当に小さく見え、最上階の高さを感じることができます。

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本丸・二の丸・三の丸眺望

 

姫路市立美術館方面です。
丸瓦と漆喰のコントラストに美術館の赤レンガが奇麗です。

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市立美術館方面眺望

 

姫路城の緻密な仕事を間近で見られる

他の場所では近寄って見ることができない、
瓦の漆喰仕上げを大天守の最上階では間近に見ることができます。

軒丸瓦と鯱瓦です。

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軒丸瓦と鯱瓦

 

瓦の入り組んだ鳥衾部の瓦の仕上げです。
複雑な瓦を幾重にも組み合わせ、漆喰で綺麗に仕上げています。

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鳥衾部仕上げ

 

姫路城を下から見上げた際に、屋根も白く見えますが、
瓦自体は灰色をしています。

それぞれの瓦の継ぎ目に漆喰を盛り上げて仕上げることで、
斜め下から見上げた際には屋根が白く見えているのです。

そうした仕上げの精密な仕上げが間近で見れます。

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丸瓦部仕上げ

 

一つ一つ綺麗に盛り上げて仕上げられています。

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丸瓦部仕上げ拡大

 

埋木

大天守6階の長押(なげし)には、
様々な形をした木を埋め込んだ跡を見ることができます。

長押の材に現れた節などをくり抜いた穴を埋める際に、
いろいろな形をした木片を使って埋められています。

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北西長押・大天守6階

 

ひょうたん型をたものなど形は様々です。

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ひょうたん型の埋木(北西)

 

その他の埋木については以下でご紹介しています。

 

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さいごに

大天守の6階はいつも混雑していて、
ゆっくりと風景の撮影などができなかったりする場合もあります。

長壁神社へのお参りなども長蛇の列になります。

大天守への登閣はなるべく空いているタイミングに昇りたいものです。

比較的空いているのは、
開城の直後や閉城の前などのピークを避けた時間帯がお勧めです。

 

下の階へは以下から行けます。

大天守の全体については、以下でご紹介しています。

 

なお、AR案内板を利用するための、
「姫路城大発見アプリ」については以下でご紹介しています。

 


公開日:
最終更新日:2019/02/02

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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