姫路観光の見所・ポイントを徹底的に解説しています。姫路城だけでなく姫路に来た際に役に立つ周辺情報もご紹介しています。

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長壁神社(おさかべじんじゃ・刑部大神・刑部神社・小刑部宮)

「刑部大神(おさかべたいしん・刑部神社・長壁神社)」は、
現在は大天守の最上階(6階)に祀られ、
様々な伝説などとともに語り継がれている社です。

 

長壁神社(おさかべじんじゃ・刑部大神・刑部神社・小刑部宮)

「刑部神社」は姫路城が姫山に築かれる以前より、
姫山にあった「小刑部(おさかべ)宮」という、
地元の人たちの信仰の対象となっていた地主神を祀ったものと言われています。

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大天守最上階(6階)

 

それが現在の姫路城の大天守最上階に祭られるようになった経緯には、
様々な説があり、伝説となって語り継がれています。

最も有力なものが「池田輝政への呪い」の伝説です。

 一六〇九年(慶長一四)、城が完成して間もない十二月十二日の日付で、輝政に充てた不気味な手紙が届きました。
それには輝政と夫人に天神(天狗のこと)がとりついて、呪いをかけようとしている。その呪いを解いてほしいのなら、城の鬼門に急いで八天塔を建てて、大八天神をまつれ」と書いてありました。

これらは、秀吉が城を築くときに姫山から総社に移した刑部神社のたたりだと人々は噂しました。
そこで輝政はさっそく刑部神社を城内のとの三門内にお迎えし、まつることにしました。

ところが、それからも悪いことが続きます。一六一一年(慶長一六)には、輝政がついに重い病気に倒れました。
そこで今度は、呪いの手紙に書いてある通りに、呪文を解く護摩祈祷を行い、八天塔を刑部神社の横に建てると、輝政の病状は回復したのでした。
その喜びもつかの間、一六一三年(慶長一八)、輝政はあっけなく亡くなり、その子供たちも次々に若死していきました。

やはり、刑部大神のたたりに違いない。
「だれもいないはずの天守閣に夜な夜な怪しい灯りがともり、おおぜいの人が泣きわめく声が聞こえる」
噂はその後も消えなかったのです。

(引用元)姫路-お城物語 姫路市教育委員会

 

池田輝政によって建てられた「との三門」内の 「刑部大神」の碑が、
現在も姫路城内に残されています。
※「との三門」周辺には現在(2015/03)は立ち入ることができないため見ることはできません。

歴代城主によってその後も「刑部大神」は守られ、
いつの頃からか大天守の最上階に移されたとのことです。

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長壁神社

 

「刑部大神」の横にはこのように書かれています。

 御祭神

姫路長壁大神
播磨富姫神

 姫路刑部大神は延喜式に、富姫神は播磨国大小明神社記に記され、古代より姫山に鎮座された由緒ある地主神である。
城主池田輝政が、城内「との三門」の高台に祀り歴代城主は手篤く崇敬する。寛延元年(一七四八)城主に松平明矩のとき、長壁大神と改める。
明治十五年城内備前門屋敷の火災、昭和二十年七月三日(一九四五)大空襲には、奇跡的に炎上を免れた。
姫路城の守護神であり、火災・災害等にご霊験あらたかで、人々の信仰が篤い。
毎年六月二十日、ゆかた祭りとしてご神徳をたたえる。

姫路城を守る会

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御祭神

 

現在では、火災・災害などの災いの神として崇められています。

姫路城の最上階まで登閣した際には、
まずは旅の安全と無事こうして姫路城に登れていることへの感謝の気持ちをお伝えし、
これから先、災いなきことをお祈りされてはいかがでしょうか。

 

長壁神社は大天守6階の中央にあります。

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姫路城大天守(6階)配置図

 

その他の、大天守6階の見どころは以下で確認できます。

 

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長壁神社は安産のご利益がある?

長壁神社は前述の通り「火災・災害等」の神様として信仰されています。

姫路城の守護神であり、火災・災害等にご霊験あらたかで、人々の信仰が篤い。

(引用)御祭神

ですが、私達夫婦の中では安産の神様になっています。
妻の出産が遅れた時に、祈る気持ちで登ったのが姫路城でした。

※あくまでも我が家個人の感想です。
※長壁神社は社が祭られているだけでお守りなどを授かる札所もありません。
※妊婦の方の姫路城登閣は急な階段があり相応のリスクが伴います。
※必ず同伴者・パートナーと一緒に登閣をお願いします。

 


公開日:
最終更新日:2017/03/02

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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