内室(うちむろ)
「内室(うちむろ)」は大天守内の各所に配置された、
現在でいうところのクローゼット・収納といった用途に利用された空間です。
籠城の際の食料や武具などが収められたと言われています。
内室で大きなものは大天守の3階などで見ることができます。
内室(うちむろ)
内室は大天守3階の内室が代表的なものとして紹介されています。
大天守3階の以下の位置に内室が配置されています。
大天守3階の案内板には以下のように書かれています。
3階は南に唐破風が付くため、窓の位置が破風の上に開いています。窓の位置が高くなるので、南北に石打棚を設けています。北側では石打棚の下の武者走りを内陣と板で仕切って内室のような造りにしています。
大天守3階・内室(北側)
代表的な内室として紹介されている北側の内室です。
部屋のように大きな扉で仕切られています。
北側の内室の内部は内覧することはできません。
内室は北側の全体に設けられています。
4階へ登る階段の途中が中3階になっています。
中3階部分の格子から内室の上部を覗き見ることができます。
中3階部分から見た内室の上部は広いスペースになっており、
窓を設け、石打棚として利用されています。
北側の内室上部へは、
東西に設けられている階段から上がることができます。
姫路城の北側外観から見てみると、
3階部分に石打棚からの窓が連続して見えます。
大天守3階は以下でご紹介しています。
大天守3階・内室(南側)
内室(南側)は唐破風を避けた位置に窓を開けていることから、
少し複雑な構造で内室と石打棚を設けています。
南側にも東西に階段が設けられて、
内室上部の石打棚に上がれるようになっています。
石打棚へ上がる階段です。
階段脇には2層構造の「武者隠し」があり、
武者隠しに入る入口が設けられています。
武者隠しについては以下でご紹介しています。
南側部分は唐破風を避けて、段違いで窓が開けられています。
南側の内室は唐破風の内部を利用しています。
姫路城の南側外観から見てみると、
唐破風の上部に武者窓が開けられ、
その下部のスペースを内室に利用していることが見て取れます。
大天守3階は以下でご紹介しています。
大天守4階・内室
内室は大天守の4階、石打棚の下部にも見ることができます。
大天守4階では以下のように案内されています。
内室(うちむろ)
大千鳥破風の内部や軒裏の空間を内室といい、収納スペースになっていました。
大天守4階の内室は石打棚の下部の低いスペースに設けられています。
限られた空間をうまく利用する工夫は、
今も昔も同じということが感じられます。
大天守4階は以下でご紹介しています。
内室は大天守の外観のデザインなどに合わせて、
空きスペースをうまく利用して設けられています。
今でいうところの階段下収納のように空間の有効活用がされています。
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公開日:
最終更新日:2015/05/27