筋交(すじかい)
筋交(すじかい)は建築用語で2本の柱の間を、
斜めに渡す部材をいい軸組構造の弱点である横方向からの力に対しての、
耐力を補強することを目的として取り付けられる部材です。
姫路城の大天守1階でものちに補強された筋交を見ることができます。
筋交(すじかい)
筋交は大天守内の1階隅に設けられており大天守を補強しています。
大天守1階の案内板には以下のように書かれています。
筋交(すじかい)
1~2階に通して入れられた構造材で、地震などの横の力で建物が押しつぶされるのを防ぎます。
筋交は大天守1階でこのように紹介されています。
ちょうど以下のような斜めの材を指し示しています。
案内板に書かれているようにこの材が上に伸び2階の壁内まで伸びています。
大天守では隅に設けられているため、
石落しとして紹介されている壁面にも筋交は現れています。
筋交は不安定な四角形の対角に部材を渡し、
2つの三角形を構成することで、柱の剛性を強くする構造材です。
現在では姫路城だけでなく、一般の木造住宅の壁にも、
こうした筋交が設けられています。
尚、この筋交は案内板のQRコードによって表示される解説によると、
「明治の大修理」で建物の倒壊を防ぐために、
こうした筋交を入れる補強が行われたとされています。
大天守1階は以下でご紹介しています。
その他の用語集は以下で確認できます。
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公開日:
最終更新日:2015/05/27