六葉釘隠し(ろくようくぎかくし)
姫路城内の各所には釘隠しと呼ばれる金物が設けられています。
6片の葉の形をしていることから、
「六葉釘隠し(ろくようくぎかくし)」と呼ばれています。
六葉釘隠し(ろくようくぎかくし)
六葉釘隠しは大天守の1階で紹介されています。
六葉釘隠し(ろくようくぎかくし)
長押などに出ている釘の頭部を隠すための装飾。6枚の葉をデザインしていて、葉と葉の間に猪目と呼ばれるハート形の隙間ができます。
六葉釘隠しの案内は大天守1階の長押部分に掲げられていますが、
目線より高い位置につけられているため、見逃す場合もあります。
六葉釘隠し・大天守1階
ただ、大天守1階だけでなく、
各階の横架材要所で見ることができますので心配ありません。
触れられるほどの高さにつけられているものも、
大天守の3階踊り場(中3階)部分や、5階などでも見られます。
3階踊り場(中3階)部分では足元の高さで六葉釘隠しが見れます。
大天守5階の破風内部などでも腰高の位置で六葉釘隠しが見れます。
尚、この黒色の六葉釘隠しは案内板のQRコードによって表示される解説によると、
「残っていた六葉釘隠しをもとに、金物ではなく木で復元しています。」とされています。
元は金物で作られていたものが木製で復元されています。
金物として作られていた六葉釘隠しは、
大天守の最上階などで見ることができます。
大天守1階は以下でご紹介しています。
六葉釘隠し・大天守6階
大天守の6階(最上階)では、金色の六葉釘隠しを見ることができます。
※年月を経て、緑青がその輝きを遮ってしまっています。
こちらは当初は金箔押しの加工によって鮮やかな釘隠しが付けられていたようですが、
昭和の大改修によって、金メッキ加工によって復元されています。
現在は金箔押しの六葉釘隠しは現存していないとの事です。
※城郭研究室様ヒアリングに基づく。
大天守1階は以下でご紹介しています。
六葉釘隠し・化粧櫓2階
大天守の他、西の丸の化粧櫓でも六葉釘隠しを見ることができます。
化粧櫓内の長押には、大天守6階のような金色の、
六葉釘隠しがつけられています。
化粧櫓内の六葉釘隠しには大天守の釘隠しとは異なって、
特別な装飾が施された美しい六葉釘隠しとなっています。
こちらも昭和の大改修によって、
金メッキ加工によって復元されたものであるという事です。
化粧櫓の詳細については以下でご紹介しています。
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公開日:
最終更新日:2015/05/27