宝篋印塔(兵庫県指定文化財)〔国分寺〕
姫路城周辺で見ることができる宝篋印塔は「広峯神社」が思い起されやすいかと思いますが、
「国分寺」にも宝篋印塔が存在し遺されています。
こちらは「県指定文化財」に指定されています。
廣峯神社同様に少し距離はありますが、現存する宝篋印塔を見られる数少ない場所と言えます。
国分寺(兵庫県姫路市)
兵庫県姫路市御国野町の国分寺には、
兵庫県指定文化財に指定されている宝篋印塔が残っています。
国分寺の場所は以下の場所になります。
境内の奥に宝篋印塔はひっそりと遺されています。
案内板には以下のように書かれています。
兵庫県指定文化財
宝篋印塔
室町時代初期のもの推定。端正な姿で各部が完備し請花、台石などの装飾が珍しい。
姫路市教育委員会
九輪部分の拡大です。
国分寺の宝篋印塔は比較的近くにまで寄ってみることができます。
塔身部分の拡大です。
塔身には記号(梵字)が彫られています。
基礎部分には格狭間があしらわれています。
名称(ふりがな):石造宝篋印塔(せきぞうほうきょういんとう)
概要:
国分寺本堂の東側に建っている。花崗岩製で基礎の四面は変形花頭曲線をもつ格狭間様に輪郭をとり、内に開運華文が浮彫にしてある。塔身の四面には彫り沈めた月輪内に金剛界四仏の種子を刻んでいる。上端に奉籠孔をうがち、中に宝篋印陀羅尼経の写経の断簡と古銭が納められていた。所在地:姫路市御国野町国分寺121 国分寺
(出典)姫路市|石造宝篋印塔
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