姫路城内では過去の経緯から櫓名称の重複があります。
世界遺産で国宝の大天守、各小天守を連接している4つの櫓はそれぞれ、
「イの渡櫓」「ロの渡櫓」「ハの渡櫓」「ニの渡櫓」と呼ばれます。
また天守群の北に位置する「北腰曲輪」の櫓群もまた同様に、
「イの渡櫓」「ロの渡櫓」「ハの渡櫓」「ニの渡櫓」と呼ばれます。
このような重複が発生した経緯は明治の頃からであろうと推測していますが、
どちらも正式名称として国宝、重要文化財に登録されている名称です。
この複雑さを回避する意味で当サイトでは、
天守付属の渡櫓については、極力「(国宝)」と付加するようにし、
重要文化財としての「イ~ニの渡櫓」を区別しています。
※「イの渡櫓(国宝)」「ロの渡櫓(国宝)」「ハの渡櫓(国宝)」「ニの渡櫓(国宝)」
本文を読まれる際には上記の重複を意識してお読みください。